秋の牝馬頂上決戦・エリザベス女王杯を分析する
【Photo by JRA】
好走馬の大半は前走G1・G2
■表1 【前走クラス別成績】
3、4歳馬が中心
■表2 【年齢別成績】
4歳・前走G2組は前走7着以内馬
■表3 【4歳・前走G2組の前走着順別成績】
3歳は秋華賞組か前走1着馬
■表4 【3歳の好走馬】
残る2頭は前走条件戦1着のラキシスと、オークス1着以来だったラヴズオンリーユー。エリザベス女王杯が古馬に開放された1996年以降、前走が秋華賞以外で2着以下だった3歳馬は【0.0.0.8】(外国馬除く)に終わっている。
5歳以上なら2200m以上のG1連対実績馬
■表5 【5歳以上の好走馬】
【結論】
4歳馬ライラック、ルージュエヴァイユが有力
3頭の登録がある3歳馬ではハーパーが筆頭格。秋華賞組かつ4走前のクイーンCで重賞勝ちを飾っている点がプラス材料だ(表4)。なお、5歳以上で表5の条件をクリアする馬は不在だが、あえて1頭挙げれば昨年の覇者・ジェラルディーナだろうか。前走オールカマーは表5の好走条件「前走5着以内」に0.1秒及ばず6着も、5歳以上でG1連対実績を持つのは本馬1頭だ。
ライタープロフィール
浅田知広(あさだ ともひろ)
1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。
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