【コスモヘルスカップ シニアゴルフトーナメント】塚田好宣が67で回り通算10アンダー、ホームコースで逆転優勝!シニア3勝目
◇最終ラウンド◇
【©PGA】
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「生まれも育ちも千葉でして、地元千葉開催の大会で初めて優勝を飾ることができました。本当に嬉しいです」と塚田好宣が満面の笑みをみせた。会場のカレドニアン・ゴルフクラブは千葉県山武郡に位置しているが、塚田は隣接する山武市に在住。自宅から車で15分の距離にあるカレドニアンは、練習環境が良く整備されていることもあり、約7年前にメンバー入りをした、塚田にとって大事なホームコースだった。今春に大会の開催がカレドニアンに決まってからは、この時期に調子を合わせていくことも視野にいれて、練習に励んでいたのだった。
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迎えた最終18番パー5。思っていたよりも飛距離がでていたこともありラフに苦戦。グリーンオンまで4打かかってしまい、2パットでまさかのボギー。通算10アンダーはプレーオフもあると覚悟はしていたが、最終組がスコアを落としていたため、最終1組前でプレーしていた塚田が優勝を手にしたのだった。首位とは4打差の逆転優勝。「追いついて勝ちたい」という強い想いで叶えた優勝だった。
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勝因は、悩んでいたパッティングを克服したことにある。先週の福岡シニアオープンでは同組で回った寺西明がアドバイスをくれたという。「構え方や打ち方といった年齢相応の対応力を教わったのです。そしたらパターまで変えたくなってしまって。昨年全英シニアオープンに出場した時の難しいパターと仲直りすることにしました」と、これまでの悪循環から脱却すると一大決心。塚田は水面下で様々な調整を続けていた。「全英シニアから封印していたパターだったのに、なぜかフィーリングがあったんですよね」と首を傾げる。
そして「義理のお父さんも、僕より早く会場に駆けつけてくれましたし、近所の応援団もぞろぞろ試合を観戦してくれたりと、改めて声援は力になるんだって」と嬉しさをにじませた。
地元千葉開催というよりも「山武開催」の試合だったことが、塚田にとって大きな力になったようだ。
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塚田が同年で複数回優勝を達成したことは、今後シニアツアーの顔として認識されるとともに期待もかかる。「やっぱりシニアツアーの代表として『日立3ツアーズ選手権』に出場したい。各ゴルフツアーのトップ選手が揃う大会に、もう一度出場したいです」と塚田は密かにメンバー入りを狙っている頼もしい存在だ。
高い難易度を持ち合わせる景観の美しいカレドニアン・メンバーコースで、念願の優勝を手に入れた。自分の満足度も充足させたいが、それ以上に「いつ来ても気分良くさせてくれる、カレドニアンの素晴らしさを知ってもらいたい」という思いもある。プロゴルファーがシニアツアーで戦う元気な姿は、どの世代のゴルファーにとっても励みになる。塚田はますます技に魅力をかけ、シニアツアーを盛り上げていく存在になるだろう。
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