10月31日、甲子園で行われた阪神とオリックスの「SMBC日本シリーズ2023」第3戦は、5対4でオリックスが勝利した。

　オリックスの先発は東晃平投手。2回裏に2安打で1死1、3塁のピンチを招き、併殺崩れの間に1点を失う。5回裏に2死1、2塁とされたが、ここは無失点で切り抜け、5回81球5安打1四球4奪三振1失点でマウンドを降りた。

　打線は4回表に頓宮裕真選手の1号ソロで同点に追い付く。5回表には紅林弘太郎選手、若月健矢選手の連打で無死1、3塁から、廣岡大志選手の内野ゴロの間に勝ち越し。なおも敵失策で好機を広げ、宗佑磨選手の2点適時二塁打で4対1とした。

　6回表にも若月選手の犠飛で1点を追加、6回裏は小木田敦也投手が無失点でつなぐ。しかし7回裏、山岡泰輔投手が2安打と四球で1死満塁とされ、内野ゴロと森下翔太選手の2点適時打で3失点。2死2、3塁で代わった宇田川優希投手は、大山悠輔選手に痛烈な打球を浴びるも、三塁手・宗選手の好プレーでしのいだ。

　8回裏は回跨ぎの宇田川投手が無失点でつなぐと、1点リードのまま迎えた9回裏は、守護神・平野佳寿投手が登板。先頭に四球を与えるなど得点圏に走者を背負ったが、2三振を奪い試合は終了した。

　オリックスは、9安打5得点で阪神に連勝。東投手が5回1失点と試合をつくり、リリーフ陣もなんとかリードを守り切った。これで対戦成績は2勝1敗に。3連勝で連覇に王手をかけたい。

　 １２３４５６７８９ 計
オ ０００１３１０００ ５
神 ０１００００３００ ４

オ ○東晃平-小木田敦也-山岡泰輔-宇田川優希-S平野佳寿
神 ●伊藤将司-ブルワー-岩貞祐太-石井大智-桐敷拓馬