2023年度(第30回)世界女子アマチュアゴルフチーム選手権 第3ラウンド

日本ゴルフ協会(JGA)
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日本チームは3つスコアを落とし通算1オーバー

【最終日は20位タイから上位進出を狙う】

2023年度(第30回)エスピリトサントトロフィー世界女子アマチュアゴルフチーム選手権は27日、UAEのアブダビゴルフクラブで第3ラウンドを行った。
ムービングデーのこの日、スコアを伸ばしたい日本チームだったが、3選手ともオーバーパーを叩く厳しい展開を強いられ、チームスコアを3つ落とし、通算1オーバーパーの20位タイに順位を落とした。上位陣は、スコアを伸ばし合い、通算17アンダーパーでスペインと韓国が首位を並走。1打差の3位にタイ、さらに1打差の通算14アンダーパーにチャイニーズ・タイペイ、1打遅れてオーストラリア、通算12アンダーパーにイギリスと、首位グループから5打差に6チームがひしめく大混戦。酷暑のアブダビゴルフクラブでの世界一の称号をかけた熱戦も明日の18ホールを残すのみとなった。首位に18ストロークの大差をつけられている日本チームだが、次回大会の出場資格を得る10位以内を目指して最後まで気力を振り絞ってプレーを続ける。

エースとしてチームを鼓舞している橋本美月。ムービングデーは13番でボギーが先行すると14番で取り戻したものの、15番から連続ボギーを叩き、前半で2つスコアを落としてしまう。しかし、橋本はターン直後の1番でバーディを奪取して悪い流れを断ち切ると、6番ボギーの直後に連続バーディを奪取。最終9番はボギーとしたが後半を1アンダーパーで凌ぎ、4バーディ・5ボギー73でホールアウト。スコアを一つ落としたが、チームベストスコアでチームに貢献した。

本選手権初出場ながらもチームトップの成績で存在感を高めている新地真美夏。この日もスコアを伸ばすことが期待されたが、スタートの10番をボギーとすると、12番でもボギー。13番野バーディで一息ついたかと思われたが、16番でよもやのダブルボギーを叩いてしまった。しかし、18番でバーディを決めて流れを取り戻すと、後半は5番までパーを積み重ねた。6番でボギーを叩いたが、バウンスバックを決める粘りのプレーで、この日3バーディ・3ボギー・1ダブルボギーの74でプレーを終えた。新地は個人戦で日本チーム唯一人のアンダーパーとなる1アンダーパーの30位タイで明日の最終ラウンドを迎える。

苦戦が続いている上田澪空は、この日もボギーが先行する悪い流れに飲み込まれてしまった。前半12番以降1ホールおきにボギーを喫して4つスコアを落とすと、後半は5番でこの日唯一のバーディを奪ったが3ボギーを喫して6オーバーパーで不採用スコアに終わった。上田の最終ラウンド。これまでの悔しさを晴らすプレーを期待したい。
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著者プロフィール

(公財)日本ゴルフ協会(JGA:JAPAN GOLF ASSOCIATION)は1924(大正13)年10月、神戸・根岸・東京・鳴尾・舞子・程ヶ谷・甲南の全国7クラブの代表により、創設された我が国のゴルフ界を代表する団体です。ゴルフ精神の正しい順守、ナショナルハンディキャップ制度の実施、公式競技の開催、ゴルフ・ルールとエチケットマナーの正しい普及などに努め、ゴルフの健全な発展と普及を図り社会に貢献して参ります。

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