2023年度(第30回)世界女子アマチュアゴルフチーム選手権 第2ラウンド

日本ゴルフ協会(JGA)
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日本チームは通算2アンダーで15位に浮上

【第2ラウンドで69をマークしチームに貢献した橋本美月】

2023年度(第30回)エスピリトサントトロフィー世界女子アマチュアゴルフチーム選手権は26日、UAEのアブダビゴルフクラブで第2ラウンドを行った。
日本チームは、個人戦首位タイスタートの新地真美夏が1オーバーパーと1つスコアを落とし不採用スコアに終わったが、前回大会の悔しさを知る2人が奮起。橋本美月が3アンダーパー69をマークすると、上田澪空も最後まで集中を切らさずパープレーにスコアをまとめ、チームスコア3アンダーパーでホールアウト。通算2アンダーパーで23位タイから15位に順位を上げて、明日のムービングデーを迎えることになった。首位争いは混戦模様。通算13アンダーパーでタイ、オーストラリア、スペインが首位グループを形成。2打差の通算11アンダーパーで4位に韓国、さらに4打差の5位タイにアメリカ、イギリスがつけている。前回大会優勝のスウェーデンは、通算2オーバーパーで首位と15打差の17位タイと大会連覇は厳しい状況となった。

第2ラウンドの日本チームの一番手は、橋本美月。今年はパッティングの調子が上向かず、橋本らしい笑顔が見られない日々が続いたが、この日はスタートから安定感あふれるプレーでチームに貢献した。1番で幸先よくバーディを決めると、4番(パー3)でバーディ。後半も11番でバーディを奪取し、この日3バーディ・ノーボギー69の3アンダーパーでホールアウト。個人戦も通算2オーバーパーの49位タイに順位を上げた。徐々に調子を上げてきた感のある橋本。今年1年は国内でも幾度課優勝争いの一角には食い込むものの、満足できる成績を残すまでは至っていない。前回大会のリベンジも含めて、明日も国際経験豊富な橋本のプレーでチームをさらなる上位進出に導きたいところだ。

2番手を務めたのは上田澪空。上田もまた、今年は思うような成績が残せず苦しいシーズンを過ごしているが、ショットも徐々に安定感を取り戻している。この日も前半をスコアカード通りのプレーで終えると、10番(パー5)、11番で連続バーディを奪取。13番からの連続ボギーで惜しくもこの日はパープレーに終わったが、復調への手応えは掴みかけている。橋本同様、前回大会の悔しさを知る上田。日本チームの浮沈の鍵を握る選手として、明日も最後まで粘りのプレーを見せたいところだ。

初めての世界女子アマチュアゴルフ選手権で個人戦首位タイスタートと鮮烈なデビューを飾った新地真美夏。第2ラウンドも非凡な才能を感じさせるプレーを見せた。1番をボギーとした新地は3番でスコアを戻すも6番でボギーを喫し、前半で1つスコアを落とす。後半も11、16番のボギーで3オーバーパーとスコアを崩すが、17、18番の上がり2ホールを連続バーディで締める。この日は3バーディ・4ボギーの73と不採用スコアに終わったが、個人戦は通算3アンダーパーで首位と7打差ながら10位タイと上位をキープしている。今大会で日本チームの次世代エース候補の存在感を示せるか。のこり2日間も、新地のプレーに注目だ。
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著者プロフィール

(公財)日本ゴルフ協会(JGA:JAPAN GOLF ASSOCIATION)は1924(大正13)年10月、神戸・根岸・東京・鳴尾・舞子・程ヶ谷・甲南の全国7クラブの代表により、創設された我が国のゴルフ界を代表する団体です。ゴルフ精神の正しい順守、ナショナルハンディキャップ制度の実施、公式競技の開催、ゴルフ・ルールとエチケットマナーの正しい普及などに努め、ゴルフの健全な発展と普及を図り社会に貢献して参ります。

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