2023年度(第30回)世界女子アマチュアゴルフチーム選手権 第1ラウンド

日本ゴルフ協会(JGA)
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新地真美夏が個人戦首位タイと奮闘し、日本チームは23位タイスタート

【チーム最年少の新地真美夏を出迎えた橋本美月と上田澪空】

2023年度(第30回)エスピリトサントトロフィー世界女子アマチュアゴルフチーム選手権が25日、UAEのアブダビゴルフクラブで開幕した。
前週開催の世界アマチュアゴルフチーム選手権での熱戦の記憶も鮮やかなうちにスタートした第1ラウンドは、中東特有の熱波が選手たちを襲った。日本チームがティーオフした正午過ぎには温度計は気温45度と想像を超える数値を示し、メンバーは世界一を争う舞台での緊張と慣れぬ環境に苦しめられたが、最後まで必死に集中をつなぎとめ、新地真美夏が個人戦首位タイに並ぶ4アンダーパーをマークしてチームに貢献。エースの橋本美月は、前半4つスコアと落としたものの後半は1オーバーパーで粘りきり5オーバーパーでホールアウト。上田澪空は6オーバーパーで不採用スコアに終わったが、日本チームは1オーバーパーの23位タイで第1ラウンドを終えた。首位に立ったのは6アンダーパーをマークしたスペイン、1打差2位にカナダ、さらに1打差の5アンダーパーでアイルランドが3位につけた。ディフェンディングチャンピオンのスウェーデンは、2アンダーパーの10位タイと好位置から大会連覇に向けて逆転を狙う。
本選手権初出場のプレッシャーに、日本チームが誰も経験したことがない気温45度という厳しい環境の中、新地真美夏が出色のプレーを見せた。日本チームの3人目として今大会をスタートした新地は、スタートの10番(パー5)でバーディを奪う。16番でボギーを叩いたが17、18番の連続バーディで前半を34で終える。少し風が出て過ごしやすくなった後半は1番から4番までボギーとバーディが交互に来る展開も耐え凌ぎ、6番でバーディを決めると、続く7番(パー3)でもスコアを伸ばして、この日7バーディ・3ボギーの68でホールアウト。個人戦首位タイとなる4アンダーパーでチームに大きく貢献し、洗剤尿力の高さを知らしめた。
先陣を切ってスタートした橋本美月も酷暑に苦しみながらも17番を終えて2ボギーと必死のプレーを見せる。18番(パー5)でダブルボギーを喫してしまい、前半を4オーバーパーするが、諦めること無く後半も堅実なプレーを見せて4番のボギーで凌ぎきった。橋本はこの日、3ボギー・1ダブルボギーの77でホールアウト。5オーバーパーながら、粘りのプレーは明日につながる光明を感じさせた。
上田澪空は、厳しい1日となった。出だし10番のボギーで躓いたのか12番から3連続ボギーを叩くなど、前半で5つスコアを落としてしまう。それでも、後半は1バーディ・2ボギーの37にスコアをまとめ、この日6オーバーパーでプレーを終えた。上田は橋本とともに前回大会に続いての出場。世界一の座にあと一歩まで迫りながらも1打差で惜敗した悔しさを晴らすために、明日からの巻き返しを誓う。
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著者プロフィール

(公財)日本ゴルフ協会(JGA:JAPAN GOLF ASSOCIATION)は1924(大正13)年10月、神戸・根岸・東京・鳴尾・舞子・程ヶ谷・甲南の全国7クラブの代表により、創設された我が国のゴルフ界を代表する団体です。ゴルフ精神の正しい順守、ナショナルハンディキャップ制度の実施、公式競技の開催、ゴルフ・ルールとエチケットマナーの正しい普及などに努め、ゴルフの健全な発展と普及を図り社会に貢献して参ります。

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