青山美夏人はシーズン通して一軍帯同 2023年ルーキーの活躍【埼玉西武編】

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埼玉西武ライオンズ・青山美夏人投手、蛭間拓哉選手 【(C)SEIBU Lions】

 10月26日(木)に都内で「2023年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が開催される。2019年以来4年ぶりに会場に観覧客が来場し、さらなる盛り上がりを見せそうだ。

 ところで、昨年ドラフト会議で指名された選手たちは、プロ1年目となった今シーズンどのような結果を残したか。ドラフト1位・蛭間拓哉選手ら、埼玉西武のルーキーの活躍を振り返る。

蛭間拓哉が打撃でアピール 児玉亮涼は主将不在のチームを救う

 蛭間選手は開幕をファームで迎えたが、イースタン・リーグで打撃上位に入るほどバッティングで存在感を見せる。6月23日に一軍昇格、その日の東北楽天戦に「8番・右翼」でスタメンに抜てき。さらに同カードでプロ初安打、初ホームランも飛び出した。プロ1年目は56試合に出場、打率.232(198打数46安打)、2本塁打、20打点で終えた蛭間選手。来季は攻守で精度を上げて、正外野手の座を目指すシーズンとなりそうだ。

 開幕から一軍に帯同し、シーズンを戦い抜いたドラフト4位・青山美夏人投手。チームで4番目に多い39試合に登板し、0勝1敗、1ホールド、3セーブ、防御率2.96の成績を残している。

 プロ初登板は開幕戦、1点リードの9回表。内野ゴロ2つで勝利まであと1死まできたが、オリックス・森友哉選手に同点ソロを被弾してしまった。デビュー戦からプロの洗礼を浴びた青山投手だったが、松井稼頭央監督は4月2日に再びセーブシチュエーションで起用。3点リードの9回表、雪辱を果たしたい右腕は安打と四球で走者を背負いながらも、後続を打ち取ってうれしいプロ初セーブを挙げた。
 源田壮亮選手が骨折で離脱した状況で今シーズンの開幕を迎えた埼玉西武。その穴を埋めたのが、ドラフト6位・児玉亮涼選手だ。開幕3戦目に「9番・遊撃」でプロ初出場すると、4月4日に東北楽天・則本昂大投手からプロ初安打・初打点となる適時二塁打。堅実な守備でもチームをもり立て、源田選手が復帰する5月下旬まで奮闘した。

 その後はファームでの出場が多くなったが、8月下旬に昇格した後は最終戦まで一軍に帯同。56試合、打率.221(122打数27安打)、8打点、2盗塁でプロ1年目を終えた。
文・菊地綾子
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