【23-24 第1節 Game1】川崎ブレイブサンダースvs三遠ネオフェニックス

note
チーム・協会
【これはnoteに投稿されたwaoさんによる記事です。】
プレシーズンマッチと天皇杯で期待感が上がってただけに肩をがくっと落とす結果となった今シーズンの初陣。
ロスターが揃えば強いってのが分かってた三遠なので、簡単な試合にはならないのは分かってたものの「もっとやれるだろ」と感じました。

全体所感

おそらく今シーズンは攻守ともにテンポを上げることに取り組んでいるのは天皇杯からも見て取れました。
特にオフェンス時に24秒の残時間が多いタイミングでショットを放つことが多いです。
そのため必然的にポゼッションは多くなり、ハイスコアな展開になる。
その観点では、前半は46点取れていたのは及第点。初戦の固さが取れず3P%が上がらない中でこの得点なので攻撃面での停滞という昨季の課題には光が差したかなと感じました。
一方で52得点取られてて、それも1on1の場面を抜かれてるのでディフェンス強度を上げたいなーと思ってました。

ディフェンスとリバウンドの強度さえ上げられればハイテンポな攻撃が爆発力に変わって問題なく勝てるだろうというのが前半終了時の見立てでした。

ところが後半は一転して、ディフェンスはスイッチングも1on1の強度も上がってリバウンドも制してましたが、今度はオフェンスが崩壊。

我慢の時間から抜け出すためには一つ良いオフェンスかディフェンスをして、それを連続させていくのが大事なのですが、良いプレーの後をことごとくライブターンオーバーで自滅してタイムアップ。

三遠が良かったというより、勝てるためにここが大事という場面をことごとく自分たちで手放してしまった(勝負弱かった)という印象です。

個人別所感

スタッツ 【wao】

期待以上の仕事をした:#20トーマス、#12野﨑くん
期待どおりの仕事をした:#33はせ、#22ニック
少し期待に届かなかった:#21納見くん、#11まっすー、賢次さん
期待に届かなかった:#7竜青さん、#0祐眞、#25ロスコ、#35ジェイ、#18かまちゃん、#37飯田くん

まずスタッツでも明らかなのがトーマスの貢献。ディフェンス面では1on1の局面でラベナやクラークを抑えてたのは彼。そしてオフェンス面では中に外にときちっと得点が欲しい場面で沈めてくれて文句なし。
野﨑くんも、チーム全体が三遠の3-2ゾーンに手をこまねいてる中で果敢にゴールアタックやショットを放っており、ディフェンスやルーズボールにもエナジーを出してて野﨑くんが今日試合をひっくり返すファクターXになってくれるんじゃないかと期待感が持てる内容でした。
最後の交代前のターンオーバーを悔やんでそうな表情でしたが野﨑くんのターンオーバーは挑戦した結果のデッドターンオーバーで、狙ってた展開も悪くないと感じるのでOKです。

はせやニックは試合をひっくり返すところまではいかなかったし、こっから追い上げって大事な場面で二人共ライブターンオーバーをしてしまっていたので物足りないですが、チーム全体のFG%が上がらない中できちっと得意ショットを沈めてくれていたと思います。

納見くんは今日はなんだか昨季の序盤と同じ状態に戻ってしまったようで、こねこねボール持ってるが展開が変わらないし自身の得点も欲しいところで来ない。出てるときは納見くんの1on1起点からの展開にすべて持っていくくらいエゴを出してほしい。
まっすーは地味ですがオフェンス時にトーマスやロスコがオープンでもらえるようにスクリーンを頑張っていたイメージ。ただいかんせんディフェンスのローテーションがわちゃわちゃしており、せっかく後半PG陣がオンファイアの佐々木くんのところにプレッシャーかけられるようになったのにまっすーのところで簡単にズレを作られてしまいチームディフェンスがまっすーのところで機能しない…攻撃時もどうしてもまっすーのところにボールが入っても展開が生まれないので全体としては流れを持ってくることに寄与できていないので頑張ってほしいです。
賢治さんは、クラッチタイムの最後の最後あたりまで「今日なにか変えてくれる選手」を残したユニット采配をしたと筆者は思っています。
特にトーマスと野﨑くん。
ただ、3-2ゾーンに対応できていない時間がさすがにあまりにも長いので戦術変えるなり選手入れ替えるなりここに何かしら手立てを中盤で打ってほしかった…

祐眞、竜青さんは明日切り替えてほしいです。
シュートタッチがシーズン初戦で悪いのはある程度仕方ないと思います。
ただ、二人共佐々木くんに1on1で自由にやられすぎです。しかも三遠はそこしか起点が無いのを分かっているのに…
二人共後半はディフェンス面で強度を上げられたのですが、厳しい言い方をするとそれくらいは二人の期待値なら全然できること。
流れが持ってこられそうな場面で、ハーフコートのエントリーマネジメントもバラバラ、安易なライブターンオーバーをしちゃったりと攻撃の起点のPG陣二人が流れを手放していたと見ています。川崎は良くも悪くも二人のトーンが試合への影響が強いので本当にお願いします。こんなもんじゃないでしょ。

ロスコは天皇杯でできてたことが全くできなくなっており、コールプレーやディフェンスのローテーションのミスが多くなかったですか?
あとリバウンドで気を抜いてる場面が多かったように思います。
新チームなのでハマるまでに時間がかかるのは想定内だし、できる選手だってのはもう信じてるので"我慢"のエナジーを体得してほしいです。

ジェイは後半オフェンス・ディフェンスともにリバウンドを孤軍奮闘してたのは「らしさ」が出てたと思います。
ただあれだけボールが手につかずファンブルからのターンオーバーが続くとさすがに試合展開が厳しい…
シーズン初戦の緊張がほぐれていないだけだと信じます。

かまちゃんと飯田くんは試合に出よう。そして出たときの道は野﨑くんが示してくれたと思うので、アグレッシブにやろう。

Game2に向けて

明日のゲームのポイントは3-2ゾーンの攻略です。
これは僕には分からないのでチームに任せます。

ただそれ以上に優勝を目指すなら、FGが入らなかったり対策できていない戦術を繰り出されてもゲーム中に修正するだけのチーム内コミュニケーションと、流れがつかめる場面で集中力を高めることは必須です。

相手が集中力高すぎて負けるならまだいいですが、自分たちで手放す形はもう見たくないのでよろしくお願いします!

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