【ラグビーW杯日本代表選出記念⑪】～東芝ブレイブルーパス東京の選手が日本代表ワーナー・ディアンズを語る（松永拓朗編）～
東芝ブレイブルーパス東京からはリーチ マイケル選手(FL)、ジョネ・ナイカブラ選手(WTB)、ワーナー・ディアンズ選手(LO)の3名が日本代表に選出されており、イングランド戦でも３選手共に出場し、チームで存在感を表した。
今回は、日本代表の中でも最年少であるワーナー・ディアンズについて、チームメイトであり、同期加入の松永拓朗に語ってもらった。
チームメイトだからこそわかる彼の魅力と素顔に迫る。
【ラグビーW杯日本代表選出記念⑪】～東芝ブレイブルーパス東京の選手が日本代表ワーナー・ディアンズを語る（松永拓朗編）～
初めて会った時の印象は日本語がすごく上手だな、と（笑）。「もう日本人やな」というぐらいの印象でした。最初のころは体も細かったですが、すぐにチームにコミットしてリーグワンで通用する選手になっていったので、賢い選手だと思います。
――ディアンズ選手の成長スピードの早さについてはどう見ていますか？
体の大きさやラグビーへの取り組みもそうですが、環境に応じて自分を適応させていく力があると思います。チームメイトともフレンドリーに話しますし、問題点があればチームにしっかり話せます。高校とリーグワンのレベルはまったく違いますが、そこにあの早さで適応できたのは本当にすごいと思います。
――試合で一緒にプレーするようになって印象は変わりましたか？
印象としては……すごすぎるなと思います（笑）。あれだけ堂々とプレーできて、自分の強みを知っていて、本当にすごいとしか思えないです。
試合中もすごく冷静です。トライを取られたり、TMO（テレビジョンマッチオフィシャル）の間には仲間同士でボソボソッと話すのですが、しんどい感じも焦っている感じも出さないですし、すごく冷静だと思います。年齢を感じさせないですね。
あれは試合終了間際のしんどい状況だったので「まだ走れんねや」って（笑）。僕らは練習で彼が走れるのは知っているのですが、あのタフな状況であれだけ走れるのは素晴らしいと思います。
――ディアンズ選手について、同僚だからこそ知っているようなことはありますか？
オンとオフがすごくはっきりしている選手です。オフの時は「ラグビー！ラグビー！」という感じではなくなりますし、お酒も楽しく飲みます。あとはジェイコブたちとじゃれ合っていたり、というイメージもあります。
――ディアンズ選手にとってワールドカップは初めての大きな舞台となりますが？
すぐ適応できると思います。彼自身も自信を持ってプレーするタイプなので、大きな舞台ということはあまり気にせずにできると思います。
――ワールドカップでディアンズ選手に期待していることは？
間違いなく日本代表のラインアウトの中心になる選手なので、セットプレーでどれだけ力を発揮してくれるかを楽しみにしています。ボールキャリーの際にはフットワークを使って前に出ることができるので、日本代表にアタックの勢いをもたらしてくれると思います。
ファンの方々には、あれだけ大きな選手が器用なプレーをするところに注目してもらいたいです。激しいプレーの中に器用さがある、というのがワーナーの魅力だと思います。
ワーナー・ディアンズ選手のプロフィール
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