仁川、クラブ史上初のACLで横浜F・マリノスと初戦激突。「国際試合だからこそ、挑戦する姿勢で」と監督

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イ・ミョンジュ(左)、チョ・ソンファン監督 【写真提供=仁川ユナイテッド】

9月19日に日本の横浜国際総合競技場で開催されるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループG第1節の横浜F・マリノス対仁川(インチョン)ユナイテッドに先立ち、18日に前日記者会見が行われ、仁川からはチョ・ソンファン監督と副キャプテンのイ・ミョンジュが出席した。

8月22日に行われたプレーオフでハイフォンFC(ベトナム)に3-1で勝利し、クラブ史上初のACL本大会出場を決めた仁川。グループGでは横浜FMのほか、山東泰山(中国)、カヤ・イロイロ(フィリピン)と対戦する予定だ。

仁川の会見の一問一答は以下の通り。

チョ・ソンファン監督(中央)、イ・ミョンジュ(右) 【写真提供=仁川ユナイテッド】

―試合に向けた意気込みは。

チョ・ソンファン監督「クラブ創設20周年に迎える意義深いACLの舞台だ。ファンに楽しさと幸せをもたらせるよう、最善を尽くしたい」

イ・ミョンジュ「監督がおっしゃった通り、仁川は長い間アジアの舞台で試合をすることを待っていた。それがついに達成できて嬉しい。スタジアムも楽しみだ。良い姿を期待している」

―仁川にとって史上初のACLだ。監督から選手たちにどんな言葉を伝えたのか。

チョ・ソンファン監督「ACLを経験した選手もいれば、そうでない選手もいる。“国際試合だからこそ、挑戦する姿勢で臨め”と注文した。技術的、体力的なこと以外にも、選手たちにメンタル的な部分を強調した。イメージトレーニングを要求した」

―イ・ミョンジュ選手は過去にACLでプレーした経験がある。チームメイトにはどんな話をしたのか。

イ・ミョンジュ「チームには十分多くの経験を積んだ選手がいれば、良い実力を備えた選手も多い。全員でともに練習し、しっかり準備して、落ち着いて楽しく明日の試合頑張ろうと伝えた」

イ・ミョンジュ 【写真提供=仁川ユナイテッド】

―横浜F・マリノスの競技力をどう見ているのか。また、ナム・テヒ選手に対する評価は。

チョ・ソンファン監督「昨年のJ1リーグ優勝チームだ。後方からのビルドアップが強みだと聞いている。基礎と技術もしっかりしていると思う。そのような長所を見て、ナム・テヒ選手を迎え入れたと思う」

イ・ミョンジュ「監督がチームについて話してくれたので、ナム・テヒ選手の話をすると、ユースの頃から良い姿を見せた選手であり、欧州とアジアの舞台を経験した良い選手だ。明日の試合の主要選手だと思う。それに備えて上手く防がなければならないと思う」

―(16日に)リーグ戦を戦い、休息はたった2日しかなかった。選手起用に関してどのようなことを考えているのか。

チョ・ソンファン監督「横浜が仁川よりも1日早くリーグ戦をした。アウェイゲームなのでコンディションが良くないかもしれないが、選手たちは精神的にしっかりと準備しているので、上手く耐えてくれると信じている。選手起用については最もコンディションが良く、経験豊富な選手を送り出そうと準備している」

―今回の試合には多くの仁川ファンが来ると聞いている。監督とイ・ミョンジュ選手から応援・激励のメッセージを伝えてほしい。 ※参考:仁川ファンは今回の横浜FM戦に9月17時点で588人来場予定

チョ・ソンファン監督「いつも感謝している。リーグ戦だけでなく、ACLでもアウェイまで応援に来てくれると思うと責任感が生まれる。ファンの皆さんが仁川に帰る足取りが軽くなるよう、しっかり準備する」

イ・ミョンジュ「(記者の方々も)明日には仁川の応援の底力を直接目で見ることができると思う。わずか2日前に試合をしたばかりなので疲れてはいるが、今、仁川の選手たちは今日試合をしても良いほど準備ができている状態だ。アウェイまで応援に来られたファンの皆さんの前で良い姿を見せるよう、準備を頑張りたい」

チョ・ソンファン監督 【写真提供=仁川ユナイテッド】

―ムゴシャ選手は日本でプレーした経験がある。どのような話を通じて動機付けをしたのか。

チョ・ソンファン監督「特に注文したことはない。ムゴシャが代表に行っていたため、疲労によるコンディション調整の状況を作っただけだ。それでも、約1年間Jリーグを経験してきたため、ムゴシャが出場することになれば、本人の強みである決定力を今回の試合で見せられるものと期待している」

―イ・ミョンジュ選手はナム・テヒ選手とどんな話をしたのか。

イ・ミョンジュ「ナム・テヒ選手とは代表時代などに親交があるが、(今回)特に話したことはなかった。明日が重要な試合だからだ」

【文=ピッチコミュニケーションズ】
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著者プロフィール

アジア初のプロサッカーリーグとして1983年に創設。現在はKリーグ1(1部リーグ/12クラブ)、Kリーグ2(2部リーグ/13クラブ)で構成。 最新ニュースはもちろん、ACL出場クラブや日本人選手たちの活躍なども紹介していきます。

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