【BOATRACE】「経験にないほど整備で上昇」の磯部誠がイン速攻Vで賞金ランキング2位 三国G1北陸艇王決戦

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 福井県のボートレース三国で開催されていた「G1開設70周年記念 北陸艇王決戦」は14日に優勝戦が行われ、磯部誠(愛知支部33歳)【写真3枚】がイン速攻で逃げ切り、SG初Vだった6月徳山のグランドチャンピオンに続き、今年2回目の優勝を飾った。通算では38回目、G1は昨年11月の丸亀周年に続き、4回目の優勝。三国では優出8回で優勝5回と相性の良さが続いている。

 最終日の三国は曇りで、風は1~2メートルか無風というコンディション。1Rから11Rまで全レースで1号艇が1着を取り続けるという流れだった。スタート展示では大外でチルト3度の菅章哉が1艇身(コンマ15)のF。イン磯部誠もコンマ11のF。結局、船岡洋一郎以外の4人がスタート展示では行き過ぎていた。周回展示ではチルト3度の菅が6秒59の直線タイムを出したが、なんと磯部はそれよりも速い6秒57で完調気配。

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 優勝戦本番の進入も展示と同じ枠なりの3対3。磯部がコンマ03の快スタートを切り、ほかは誰も攻めきれない。磯部が悠々と先に回り完勝。3コース赤岩善生が握って続こうとしたが、2コース茅原悠紀と4コース船岡洋一郎が差して2番手争い。そこへ2マーク赤岩が切り返して3者もつれたが、結局は船岡2着、茅原3着で3連単は1-4-2で1930円の5番人気だった。

 勝った磯部はスタートで考えたそうだ。「展示(+11のF)が切り過ぎて正直全く分かってなかったんですが、きのうと同じようなコンディションだったので、きのう(コンマ13)にプラス10足していけば、ちょうどいいかな、と。コンマ03でしたか、 計算どおりですね」と対処法がズバリ決まって笑みをもらした。

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 1マークについては「青色の船岡さんしか見えなかったので、ヨシヨシと。菅選手が見えなかったから、落ち着いて回ろうと。茅原さんのコメントも良かったので気になっていました」と胸の内を明かした。

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 この優勝で磯部の今年の獲得賞金は石野貴之を抜き、トップ馬場貴也に次ぐ2位に上がった。9763万円となって、2年連続1億円レーサーになるのが濃厚だ。「年末のグランブリへは絶対いい位置にいたいんで」と、この流れに乗っていきたい。

 今節は29.6%モーターで「前検日(実は33歳の誕生日)はホントに良くなかった。でも、今までにないくらい整備して良くなった気がします」と貴重な経験を得た。「33歳のいいスタートが切れました。これからも泥臭く、1走1走地道にコツコツと、西山(貴浩)さんと一緒に頑張ります」と気持ちを新たにする磯部誠だった。

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