【ラグビーW杯日本代表選出記念⑦】~ラグビー界の"レジェンド" 大野均が日本代表リーチマイケルを語る~

東芝ブレイブルーパス東京
チーム・協会

【東芝ブレイブルーパス東京】

ラグビーワールドカップ2023フランス大会が9月8日に開幕する。
東芝ブレイブルーパス東京からはリーチ マイケル選手(FL)、ジョネ・ナイカブラ選手(WTB)、ワーナー・ディアンズ選手(LO)の3名が日本代表に選出された。

今回は、4度目のラグビーワールドカップ出場となるリーチ マイケル選手について、東芝ブレイブルーパス東京公式アンバサダーである大野均に語ってもらった。
日本代表最多キャップを保持し、ワールドカップを3度経験した彼の目には、今のリーチマイケルがどのように映るのだろうか。
共に日本代表として戦ってきたラグビー界のレジェンドが、リーチの魅力、そして素顔を語る。

ラグビー界の"レジェンド" 大野均が日本代表リーチマイケルを語る

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――リーチ マイケル選手に初めて会った際の印象はいかがでしたか?
 まだ東海大学の学生の時に、うちのグラウンドに来て練習しているのを見たのが最初ですね。そのころはまだ線も細いし特別大きいということではなかったです。ただ次に日本代表で会った時は体もがっしりしていて「頑張ってるな」と感じたのを覚えています。
 出会いではないですが、当時の採用担当だった釜澤さんには、「リーチ マイケルをうちに誘いたいから、日本代表合宿で飯とか連れてって誘い込んでくれ」と言われていましたね(笑)。

――代表での印象はいかがでしたか?
 体が大きくなっているというのもありましたが、パスもキックも出来て、足も速くて、すごく楽しそうにラグビーをやる選手なんだなと。たしか、秩父宮で行われたロシア代表との試合でリーチ選手が独走トライをしたシーンがあって、その時に足も速くてすごいポテンシャルを持っている選手だなと思いました。

――チームに入ってからの印象はいかがでしたか?
 リーチはもともと東芝の激しいコンタクトが好きで、大学時代からも練習に参加するなど交流があり、高校からの同期も多く入ってきていたので、すぐにチームになじんでくれたなという印象でした。当時、「東芝はリーチ マイケルを取った責任がある。コーチも選手も、リーチ選手をしっかりと成長させる、という思いを持たないといけない」と感じたのを覚えています。

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――チームメイトになってから気付いた、リーチ選手の一面などありますか?
 けっこういたずら好きだなということですかね。リーチがネズミのおもちゃでチームメイトを驚かせようとしたことがあったんですが、間違えて本物のネズミを注文していて、それがクラブハウスに届いてみんなで笑ったこともありました(笑)。
 また、チームに入ってからみんなでお酒を飲む機会などがあると楽しそうにしているのも嬉しかったですね。

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――4回目のワールドカップについて
 だいたい4回目となると、ベテランでチームに落ち着きをもたらす存在になるのですが、今のリーチは競技人生で一番パフォーマンスが良いと思うので、いちプレーヤーとして楽しみにしています。前回の2019年ワールドカップでは怪我もあってベストパフォーマンスではなかったけれど、4回目にしてベストな状態でワールドカップにいける準備をしたリーチは凄い。ブレイブルーパスのメンバーだけでなく、日本中のラグビーファンが楽しみにしていると思うので、おもいっきり力を発揮してほしいです。

――その中でもリーチ選手のここに注目してほしい、期待していることはありますか?
 ワークレートの高さですね。タックルして倒れてもすぐに立ち上がって次のプレーにいく、アタックではボールをもらってキャリーして倒されてもまた次にはボールをもらっている。どこの局面でも顔を出すリーチ、そんなリーチをワールドカップでも期待しています。

――リーチ選手に一言贈るとしたら
 みんな「ワールドカップを楽しんでほしい」って言うけれど、なかなか選手って楽しめないんですよね。でも今のリーチは楽しめるだけの境地に達しているように見える、そういった選手って世界を探してもなかなかいなくて、ぜひフランスのワールドカップを楽しんでほしい。リーチが楽しむことがプレーに出て、そのプレーが日本代表の躍進に繋がっていく、「リーチ自身がワールドカップを楽しむ」ということを心がけてほしいなと思います。

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大野均(Ohno Hitoshi)プロフィール

1978年5月6日生まれ。福島県出身。現役時代のポジションはLO(ロック)、身長192cm、体重105kg。ニックネームは「キン」。座右の銘は「灰になってもまだ燃える」。
高校までは野球部に所属、日本大学工学部進学後にラグビーを始め、2001年に東芝府中ラグビー部(現:東芝ブレイブルーパス東京)に入団。2007年、2011年、2015年と3大会連続でラグビーワールドカップに出場。国際試合出場記録98は日本代表歴代最多。ジャパンラグビートップリーグ公式戦170試合出場など、ラグビー界のレジェンドとして活躍した。2020年に現役を引退し、現在はクラブ公式アンバサダーとして活躍している。

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東芝ブレイブルーパス東京からのお知らせ

ついに、NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24の大会日程が公開されました!
東芝ブレイブルーパス東京の開幕戦は、12/10(日)静岡ブルーレヴズと味の素スタジアムでの対戦となりました!
東芝ブレイブルーパス東京への皆様のご声援を何卒よろしくお願いいたします。

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著者プロフィール

東芝ブレイブルーパス東京はジャパンラグビーリーグワン(Division1)に所属するラグビークラブです。日本代表のリーチマイケル選手や德永祥尭選手が在籍し日本ラグビーの強化に直接つなげることと同時に、東京都、府中市、調布市、三鷹市をホストエリアとして活動し、地域と共に歩み社会へ貢献し、日本ラグビーの更なる発展、価値向上に寄与して参ります。

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