【ラグビーW杯日本代表選出記念④】~リーチ マイケル、「奇跡」の大舞台へ~
【東芝ブレイブルーパス東京】
東芝ブレイブルーパス東京からはリーチ マイケル選手(FL)、ジョネ・ナイカブラ選手(WTB)、ワーナー・ディアンズ選手(LO)の3名が日本代表に選出された。
今回は、ラグビーワールドカップ2019日本大会でキャプテンを務め、今回が自身4度目のラグビーワールドカップとなるリーチ マイケル選手のラグビーへの思いを今一度振り返る。
リーチ マイケル、「奇跡」の大舞台へ
日本ラグビーの歴史を変えた15年大会の南アフリカ撃破、そして19年大会における史上初の決勝トーナメント進出。その両大会で主将としてチームを率いたリーチだが、今大会の代表入りについては「ここまで来られたのは奇跡だと思っている」と穏やかな表情で振り返った。
19年大会以降、何度も手術を受けて自信を失った時期もあったが、徐々に体調を整え、昨季のリーグワンでは全16試合に出場。ボールキャリーの回数はリーグトップと復調を印象づけた。
昨秋の日本代表活動から数週間で開幕したリーグワン。全試合に出るのは体力的にも精神的にも厳しいかと思われたが、「すべての試合に出たい。試合に出ながら体を大きくして、成長していきたい」と語っていた通り、リーチは試合に出続けて自身の価値を証明した。
天候に関係なく行われるラグビー。チーム練習では寒波に襲われた日も、大雨になった日も、暑さで滝のような汗を流す日もあったが、リーチはグラウンドに立ち続けた。
思わず「長いシーズンで疲れたり、グラウンドに出るのが嫌になったりすることはないのですか?」と聞くと、リーチはこともなげに語った。
「嫌になることはないですね。目標もしっかりあるし、体も元気ですから。楽しくやっています」
ケガが癒え、思うように体を動かせるようになったことで、リーチは心身ともに充実した状態にある。大会期間中に35歳になるベテランは熱い思いとともに、9月8日に開幕するラグビーワールドカップ2023フランス大会に向かっていく。
「世界で最もエキサイティングなラグビーチームの一員になることができたのは、皆さんのおかげです。ありがとうございます。この大会をチームメイト、コーチ、トレーナー、府中、札幌、そして日本中の友人たちに捧げます」
【東芝ブレイブルーパス東京】
リーチマイケル選手のプロフィール
ポジジョンはNo.8(ナンバーエイト)、身長189cm、体重113kg。
5歳からラグビーを始め、2004年に札幌山の手高校に留学。東海大学へ進学し、在学中の2008年に日本代表入り。2011年に東芝ブレイブルーパス(現・東芝ブレイブルーパス東京)に入団。
2014年に日本代表のキャプテンに任命され、2015年のワールドカップでは南アフリカ戦での勝利に貢献、2018年10月に再び日本代表主将に任命され、2019年のW杯に出場し、日本・アジアラグビー史上初のベスト8進出を成し遂げる。
2011年、2015年、2019年と3回連続でラグビーワールドカップに出場、2023年ラグビーワールドカップフランス大会の日本代表メンバーに選出され、自身として4回目のラグビーワールドカップに挑む。
<2022-23シーズンリーグワン個人成績>
・リーグ戦全16試合に出場
・ボールキャリー数196回(リーグNo.1)
【東芝ブレイブルーパス東京】
※東芝ブレイブルーパス東京では、ファンの皆さまにクラブのことをより知っていただくために、昨シーズンからライターの戸塚啓さんにご協力いただき、様々な物語を発信しています。
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