【フットゴルフ】チーム日本一を決める大会を開催…将来のW杯団体戦代表選考も視野
2023年5月末から6月上旬にかけてフロリダ州レイク・ブエナ・ビスタで行われたフットゴルフワールドカップ2023。男女、シニア合計52名で挑んだ日本代表は、女子が団体戦で世界一という快挙を達成したが、男子は決勝トーナメント初戦となったアルゼンチンとのベスト8で敗退、男子シニアも同じくアルゼンチンとのベスト16に敗れた。
フットゴルフワールドカップ2023の女子団体で優勝した女子日本代表。 【一社)日本フットゴルフ協会】
一方で国内においては、個人競技で採用されているストローク戦に比べ、チーム戦の競技形式となっているフォアサムやフォーボールなどマッチプレーが少なく、例えば普段、当協会主催のジャパンツアーに出場する選手たちもマッチプレー方式でプレーできる機会に十分恵まれていないのが実情だ。
そこで当協会では、ワールドカップと同じ競技方式で行う団体戦の定期開催を決定。「Japan FootGolf League」とし、チーム日本一を決めるとともに、チーム戦の競技力底上げを目指すことになった。
そして、チームを構成するメンバーも当協会のライセンスプレーヤーに限らず、どなたでも出場は可能。一人で大会に出るのは…と躊躇していた方に対する競技参加も促進する。最低18ホールでプレーするストローク戦ではなく、1ホールごとに勝敗が決まるマッチプレー、特にペアマッチにおいては下馬評通りにならないどんでん返しも起きやすく、そういう点でもこれまで大会未経験のプレーヤーでも楽しめるものとなるはずだ。
またマッチプレーは、シングルスや2人1組でプレーするフォーボール、フォアサムともに、個人戦のストローク戦とは異なり相手チームとの駆け引きなどエンターテイメント性も兼ね備えている。つまりそのマッチプレーで競う団体戦は、フットゴルフを“するスポーツ”のみならず“観るスポーツ”としても昇華させるイベントとなるはずだ。
個人のストローク戦とは異なる団体戦はチーム内のコミュニケーションが肝。 【一社)日本フットゴルフ協会】
ストローク戦とマッチプレーはプレースタイルが異なる以上、ワールドカップ団体戦優勝を目指すには、マッチプレーに長けたチームやペアを日本代表にするのが合理的。当協会では、その代表を国内トップのチーム戦「Japan FootGolf League」のクラブ日本一や上位チームとすることで、より世界一への可能性を高めて行くつもりだ。
Japan FootGolf Leagueロゴ。 【(一社)日本フットゴルフ協会】
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