期待値が高い牝馬の特徴は? キーンランドC分析
関西馬の牝馬が狙い目
外枠優勢、特に7・8枠の牝馬
外の7・8枠の成績が良いが、なかでも牝馬は複勝率が非常に高い。牝馬は7枠・8枠ともに複勝回収率が100%を大きく超えている。まだ執筆時点で枠順は決定していないものの、7・8枠に牝馬が入っていたら積極的に狙っていきたい。
牝馬の4~6歳は人気に注目
複勝率で4歳馬に次ぐ5歳馬は好走馬5頭中3頭が7~9番人気、6歳の好走馬2頭はともに9番人気だった。5・6歳の牝馬は人気薄の激走が多いことがわかる。
なお、3歳牝馬の勝ち馬2頭はともに上位3番人気以内、7歳以上の牝馬はいずれも着外に敗れていた。
牝馬は前走と同斤量もしくは斤量減の馬をチェック
複勝率で上回るのが今回斤量減となる牝馬で一昨年のレイハリアら2勝をあげ、連対率・複勝率ともに優秀だ。なお、今回斤量増となる馬は全体、牝馬ともに低調な傾向にある。前走から斤量増減なし、もしくは斤量減となる牝馬はチェックしておきたい。
2023キーンランドCの主な注目馬
人気になりそうなナムラクレアは春の高松宮記念で2着。前走のヴィクトリアMは8着に敗れたが、久々のマイル戦で距離が長かった。今回は距離短縮に加えて、関西馬、4歳の上位人気馬、前走から斤量減とレース傾向に合っており、軸として信頼したい。
ナムラクレア以外にもう一頭牝馬が3着以内に入ることを想定し、穴でサトノアイを推奨したい。関西馬、5歳馬で人気薄想定、前走から斤量増減なしと買い材料が揃っている。前走UHB賞で3着と芝1200mの流れに対応してきており、続けて好走してもおかしくない。
牝馬で前走勝利しているキミワクイーン、シナモンスティックはともに関東馬というのが引っかかる。
文:ケンタロウ(けんたろう)
1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。
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