FIBA女子アジアカップ:準決勝はニュージーランドと対戦「もうしっかりとアジャストできている」平下愛佳選手
【© Japan Basketball Association.】
メインコートで前日練習を行った女子日本代表。オーストラリア戦に勝利した良い雰囲気のまま、選手たちは汗を流しました。東藤なな子選手も「全員が出場したオーストラリア戦では、それぞれの役割を果たすことができました。この流れのまま、残り2試合も戦っていきたいです」と好調さがうかがえます。東京2020オリンピックのときからディフェンスの名手として活躍してきた東藤選手。「特に、チームとしてディフェンスでハードに行こうとしているときに出させてもらっていると思っています。ディフェンスから流れを作れることを意識して、その時間の中でオフェンスでも自分の良さも出せるようにがんばっています」と話し、戦う姿勢を体現しています。
同じくベンチスタートの平下愛佳選手は、コートに入るとすぐさま3ポイントシュートを決めて活躍。「シュートタッチも良く、自分のタイミングで打てています。自分のプレーは出せていると感じています」と言うように、出場時間平均12.6分ながら平均7.7点を記録。得失点差は+13点で出場時間を上回っており、バトンをつないで戦う日本にとって期待値の高い選手です。
2戦目のフィリピン戦を終えた後、全体的にミスが目立つ状況に対し、恩塚亨ヘッドコーチは「フィジカルに来る相手に対し、たぶん国内ではファウルが鳴るだろうというコンタクトに対して、ボールをなくしてしまうという課題があります」と指摘。平下選手は「国内とのジャッジの差が少しあり、相手が手を絡めてきてもあまりファウルが取られません」と戸惑いもありました。しかし、予選ラウンドを経て、「今はもうしっかりとアジャストできているので、残りの2試合もがんばっていきます」とすでに克服できており、次のニュージーランド戦も万全な状態で向かいます。
平下選手はニュージーランドに対し、「あまり国内では感じられないフィジカルの強さを持っています。そこに負けないようにしっかりと戦っていくことが大切です。どの試合もそうですが日本はスピードでは勝てているので、その長所を生かし、圧倒して勝てるようにしたいです」と当たり負けずに、闘争心を出していきます。
平下愛佳選手はコートに入るとすぐさま3ポイントシュートを決めて活躍 【© Japan Basketball Association.】
攻守ともに積極的に戦う姿勢を体現する東藤なな子選手 【© Japan Basketball Association.】
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