[RUGGERSコラム] 関西大学ラグビー春季トーナメント2023

RUGGERS(ラガーズ)
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 どうもオニギリです。
 あっという間に6月も終盤。梅雨らしい梅雨という雨の日もあれば、気温が急に上がり夏に近づいているような天気もあり、アツアツな夏本番が近づいてきていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか^_^
 前回関東大学特集を書きましたので、今回は関西大学ラグビー2023について、オニギリ's eye!!しちゃいたいと思います。

 まず、2023年の春季トーナメント大会に参加している大学は以下の通りです。
<参加大学>
京都産業大学
天理大学
同志社大学
関西学院大学
近畿大学
立命館大学
摂南大学
関西大学
龍谷大学
大阪体育大学
IPU環太平洋大学
朝日大学

 トーナメント組み合わせは以下の通りです。

【(関西ラグビー協会HP参照)】

 5月からスタートしており、現在は11,12位決定戦、9,10位決定戦が終了しています。

 11,12位決定戦に進んだのは、龍谷大学と大阪体育大学です。スコアは、36-14で大阪体育大学が勝利しました。2022年度は関西Bリーグで戦った両校、最終戦で龍谷大学が勝利して、Bリーグ1位が龍谷大、2位が大阪体育大でした。Aリーグとの入替戦では、龍谷大はAリーグ8位だった関西大学と対戦しましたが22-50で敗戦。片や大阪体育大はAリーグ7位の摂南大と対戦しましたが、こちらも13-45で敗戦と、両校共に昨年度昇格は叶いませんでした。今季も両校はAリーグ昇格を目標にしており、春季大会での経験が秋のシーズンにどう生きていくのか注目です。
 9.10位決定戦に進んだのはIPU環太平洋大学と朝日大学で、スコアは63-31で朝日大学が勝利しました。2021年度から参戦している両校。中国地区、東海地区を牽引する両校としては、春に関西リーグと公式戦で対戦できる機会があるのは大きい事でしょう。両校共に留学生が多く、接点でも関西リーグに通用していた場面がありました。全国各地のリーグのレベルが上がることで、大学選手権などもさらに面白くなります。関東・関西に集中することなく、全国各地でラグビーを普及するには、中国リーグ、東海リーグのレベルアップは必要不可欠でしょう。
 7.8位決定戦に進んだのは、関西大学と摂南大学です。昨年度Aリーグで7位、8位であった両校。しかし、関西リーグ内の実力は拮抗しており、摂南大学は3勝したにもかかわらず勝ち点差で順位を上げられませんでした。関西大学も4位だった関西学院大に勝利し、同志社大に対しても1点差と惜しい試合を落としました。今季も近畿大に5点差での敗戦と、メンバーの出身校を見ても花園常連校からの選手が多く、オニギリは今季の関西リーグダークホース的な存在になるんじゃないかと注目しています。
 5,6位決定戦に進んだのは、近畿大学と立命館大学です。近年、大学選手権にも出場し、クボタでも活躍した紙森選手がスクラムで大暴れしたのがいまだに印象深い近畿大学ですが、U20日本代表にも2名選出(弓部、能勢)されるなど実力メンバーが揃っています。立命館大学は、近年留学生がいる京都産業、天理の壁を打ち砕くのに苦労しているイメージがあります。ATのイメージの強い立命館は、上位に上がるための堅いDFができれば、京都産業などともいいゲームができるのではないかと期待します。
 3,4位決定戦には、関西学院大学と天理大学が進みました。天理大学は3年前に日本一になったときの1年生が、現4年生となりました。日本一を経験しているメンバーがだんだん減ってきていますが、その実力は健在です。春、関東リーグ戦王者の東海大にも48-20で勝利し、順調な仕上がりをしていましたが、同志社大に春季トーナメントで敗退し、3,4位決定戦に回りました。天理大は、夏以降にまたギアが上がるイメージがあります。厳しい夏を乗り越えて一回り強くなる黒衣集団になってくると期待しています。関西学院大学は昨年度拮抗した関西リーグで、同志社、立命館、近畿に勝利したものの、摂南、関西と下位となったチームに僅差で敗戦したのが痛かったです。今季も実力メンバーが揃っており、U20日本代表にも3名(黄、小林、武藤)選ばれています。U20メンバーがいない中でも、京都産業大相手に後半は互角のスコアでした。関西上位にも入り込む可能性が高い関西学院大学、今後に注目です。
 そして、決勝戦に進んだのは、京都産業大学と同志社大学です。今季も、留学生のパワーと伝統のスクラムを中心に関西リーグを牽引している京都産業大学。昨年の準決勝でも、力を発揮していたメンバーが残っており、リクルーターも目が離せないチームとなりました。スコアだけ見ると頭一つ抜けているように見えますが、拮抗している時間帯もあるため気は抜けません。関東との差が徐々に縮まってきた関西王者の意地を決勝でも見たいところです。片や、同志社大学は宮本監督になって2年目を迎えました。昨年も面白いスピード感のある戦いが見えた中、今季は力強さも感じ、天理大学にも勝利することが出来ました。伝統校に若いパワーを入れての復活は今後に期待がかかります。決勝でも楽しみなところです。

 以上が関西大学ラグビー春季トーナメント大会の模様でしたが、いかがでしたでしょうか?
 関東大学ラグビー春季大会と同様、大体の力量が見られて、そこから夏を経てどのように変わるかが見ものですね。昨年は、波乱の関西リーグで順位が目まぐるしく変わりました。実力が拮抗している中、関西リーグが盛り上がるとラグビー界全体にもいい刺激が入ります。3年前に天理大学が優勝してから、大学選手権準決勝にも進出してきている関西勢。今年も目が離せません!
 日本代表の活動もスタートし、7月にはオールブラックスフィフティーンとの試合、パシフィックネーションズカップでの試合と、楽しみが満載です!
 U20日本代表も南アフリカで世界大会に出場しており、初戦はフランスに残念ながら12-75と大敗しましたが、今後日本代表に絡んでくるヤングジャパンの動向にも注目です。
 引き続き、ワクワクが止まりません^_^
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著者プロフィール

「RUGGERS(ラガーズ)」は、日本ラグビーフットボール選手会が運営主体を務め、ファンと選手がつながる新しいラグビーアプリ(メディア)です。トップリーグ選手の投稿や、ラグビー関連の記事をまとめています。オリジナルコラムや動画も配信しています。アプリもぜひご覧ください。

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