アトランタ・ブレーブス選手紹介風個人評

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チーム・協会
【これはnoteに投稿された二条🇼🇸さんによる記事です。】
こんにちは、二条といいます。
普段ははてなブログの方を利用していますが、ちょっと知識人ぶってNoteの方で投稿してみます。

一応アトランタ・ブレーブスのファン歴は10年目で、チッパー・ジョーンズの現役時代をギリギリ知らない程度です。(その前からMLB自体を観てはいましたが)

さて、この記事をお読みのアトランタ・ブレーブスファン「ではない」皆様にお伺いします。
あなたが抱くアトランタ・ブレーブスのイメージはなんでしょうか?
「強豪チーム」?
なるほど、確かに2018年~2022年まで5年連続地区優勝をし、2021年にはワールドシリーズも制覇しました。自分で言うのもアレかもしれませんが、強豪チームと言って差し支えないでしょう。
「催眠術師」?
よくご存知でいらっしゃる。
チームの若手主力選手を格安で長期契約で囲い込んでいますし、奴隷契約とすら言われるものがあるのも事実です。

さて、ではさらに伺います。
アトランタ・ブレーブスの選手と言って、以下の3選手以外で詳しく知ってる選手、いますか?
・ロナルド・アクーニャJr.
・スペンサー・ストライダー
・ライセル・イグレシアス
流石にアクーニャやストライダーはバカスカ記録出してバチクソハイライト映えしますし、イグレシアスは元LAAですし、詳細にの方も多いでしょう。
でも、他の選手、知ってますか?
名前だけ知っているとか、そんな感じではないですか?
(「そんなわけねーよ」という貴方、ここでこの記事を閉じてもかまいません。あなたが知っている情報しかここから先には書かれていません)

別に貴方をアトランタ・ブレーブスファンにさせよう、とかいうつもりはありません。
でも、ブレーブスが対戦相手になった時、ちょっと情報を得ておきたいと思いませんか?

ということで、ポジション順に選手を紹介していきます。
また、この記事には私の偏見や個人的評価が大いに含まれております。ご了承ください。


・先発投手

・マックス・フリード(Max Fried) 54 左投
※6/23時点で故障者リスト
アトランタ・ブレーブスのエースです。
2020年には新型コロナウイルスによる短縮シーズンながら、シーズン無敗を記録。
平均150km/h以上のストレートと、120km/h台のカーブの緩急を使いつつ、スライダー、チェンジアップ、シンカーも加えた5球種をハイレベルで投げ込める選手です。
1シーズンに2回完封勝利を記録したこともあり、球数もかからず機械のようにバッターを凡退させていく選手です。

※リンク先は外部サイトの場合があります

ご覧の通り、Baseball SavantのPercentile Rankingsを見ても真っ赤で、球質も非常に良いことがわかります。
欠点ですか? ケガしすぎなところです。

・スペンサー・ストライダー(Spencer Strider) 99 右投
フリードが故障離脱している間は、エースは彼と言っていいでしょう。
名前からしてストレートとスライダーを投げそうですが、本当にストレートとスライダーを投げます。ていうかほぼその2球しか投げません。
とにかく奪三振が非常に多く、ハイライト映えします。
実際に対戦すると、たぶん多くの人は「あれ、思ったほどじゃないな……」と思います。
ハイライトでは三振の場面しか映りませんが、実は2ストライクに追い込んでから割と何球か粘られがちです。球数もそのせいで嵩みます。3回終了時点で60球到達しているとかよくあります。
とかなんとか言っていますが、三振とはこの世で最も確実なアウトを取る手段です。守備の影響を受けないからです。
彼はまだ2年目ですし、ここから進化する余地はまだまだあります。

・カイル・ライト(Kyle Wright) 30 右投
※6/23時点で故障者リスト
2022年に覚醒。30先発で21勝5敗、勝率8割オーバー、イニングも180回を越えており、1先発平均6回以上を投る優秀なローテ投手になりました。
ま、執筆時点で怪我してるのでアレなんですが……
基本的にはストレートよりカーブやシンカーを多投して、ゴロを打たせてアウトを積み重ねるタイプです。
シフト規制が入ったため、「去年ほどの成績は残せないだろうな……」と思っていましたが、怪我するまでの成績がここまでズタボロだとは思いませんでした。
余談ですが、アトランタ・ブレーブスで1番顔面が良い[要出展]です。

当社比で作画悪くてこれ、髭剃った彼が降板後にキャップ脱ぐ場面はバチクソかっこいい 【二条🇼🇸】




・チャーリー・モートン(Charlie Morton) 60 右投
今年40歳になるスーパーおじさんです。
一生ストレートとカーブ投げ続けてます。
この年齢でどっちもリーグ平均球速より上です。
でも割と痛打されることが増えてきました。
とりあえずQSはしてくれる感じの選手です。
繰り返しますが今年40歳です。
流石に年齢からか奪三振は減り四球も増えだしました。
でも2年連続30先発以上していて怪我離脱がありません。なんやこのジジイ

・ジャレッド・シュスター(Jared Shuster) 45 左投
ルーキーです。
ストレート、スライダー、チェンジアップの3球種をバランスよく投げ分けるタイプです。
三振は言うほど取れません。四球が多いです。
K/BBがほぼ1.00(23/22)です。え、1.00!?!?
あなたの贔屓球団の打線がリーグ中位以上なら安心してください。捕まえられます。打順が3巡目に入ればほぼ必ず。

・AJ スミス=ショーバー(AJ Smith-Shawver) 62 右投
ルーキーです。名前が長いのでAJSSと書いた方が楽です。
スミス・ショーバーのようにハイフンを中点にするのは明確に間違いなので気を付けましょう。
今シーズン開幕時、彼がいたのはAAAでもAAでもなく、A+のクラスです。
2カ月でMLBまで昇格してきた化け物です。
将来ティム・ハドソン級の投手になれます[要出展]。
3年以内にマダックス(100球未満完封)を達成します[要出展]。
平均150km/hオーバーのストレートでゴリゴリゾーン内に投げ込みます。
執筆時点で13.1回、5失点(自責3)、被弾2。要するにホームラン打たれる以外でほぼ失点してません。
そのうちストライダーを追い越してエースになります[要出展]。
当アカウントはAJSS応援チャンネルです。

・リリーフ投手

・ライセル・イグレシアス(Raisel Iglesias) 26 右投
抑え。
1点差より3点差で登板する方が不安という謎。
たまーーーにやらかしますが、リリーフ陣では間違いなく1番信頼できる男です。
9回にリードしてイグレシアスが出てくれば、ブレーブスファンはひとまず安心できると言っていいでしょう。

・ニック・アンダーソン(Nick Anderson) 61 右投
8回担当。
投げる球はストレートとカーブのみ。よくいる2ピッチリリーフ。
イニングの先頭打者をほぼ打ち取っているため、大崩れすることはあまりない。(そうでない場合は大抵リードが吹き飛ぶ[要出展])

・A.J. ミンター(A.J. Minter) 33 左投
リリーフの方のAJ。こっちにはピリオドがつく。
ブレーブスファンは彼の登板を毎回ハラハラ見ている。
2021年のワールドシリーズ優勝セレモニーで彼自身が発言した「前半の低調っぷり(8月1周目まで1度も勝率5割越えなし)の責任の半分は自分にある」ように、燃えだしたら数登板、下手したら数週間~数カ月燃え続ける。
筆者はよく"Send AJ Minter to CPBL."とツイートしています。
ただ、ノってる時はバチクソエグいボールを四隅にビタビタ決めまくるので、彼をボロクソ言えどチームから放出しろという声は一切出ないのだ。

・マイケル・トンキン(Michael Tonkin) 51 右投
この名前を覚えている人はいるだろうか。そう、元日ハムのトンキンである。
正直彼がいないとブルペンが回らない。本当に助かる。ありがとう日本ハムファイターズ。
執筆時点で16試合 33.2回 防御率3.21 WHIP0.95 K/BB=4.00(28/7)。
なんだこの神?
平気で3イニングとか投げてくれるし本当にありがたい。
延長戦とか彼以外考えられない。

他のリリーフは割愛。

・捕手

・ショーン・マーフィー(Sean Murphy) 12 右打
2023シーズン前半は打撃が好調。オールスターにも選ばれそう。
ただ彼の真骨頂は守備。
肩の強さ、捕球からの送球の速さ、フレーミング、ブロッキング、全てがリーグ上位クラス。
控え捕手のダーノウは肩があまり強くなく、去年までは相手に盗塁を許し続けていたわけですが、今年マーフィーが加入して(ベースが大きくなったにもかかわらず)盗塁をバンバン刺すのを見て、「あ、盗塁って刺していいものなんだ」と思いました。
ボール1個分ならフレーミングでストライクにするので、なんか申し訳なくなる。

・トラビス・ダーノウ(Travis d'Arnaud) 14 右打
控え捕手なのに普通にDHで出てくることもあるくらい打撃が良い。
マーフィーの項目で肩の弱さについて言及したが、それ以外はまだまだトップレベルなので、マーフィーが休みの日も彼がいるおかげで打線の厚みは維持できるし、投手陣が捕手の違いにより大崩れすることもない。

・内野手

・マット・オルソン(Matt Olson) 21 左打
一塁手。
フレディー・フリーマンというアトランタのレジェンドの後釜を任され、それを問題なくつとめあげている男。
流石にフリーマンには劣るが、年俸を考えたらコスパ的にはオルソンの方が良いのかもしれない。
とりあえず四球選んでホームラン打てばいいと思ってそう。
カーブやスライダーを掬い上げてライトスタンド上段にブチ込む様はもはや芸術と言っていい。

・オジー・アルビーズ(Ozzie Albies) 1 両打
二塁手。
正直、彼に両打を辞めて右打ちに専念して欲しいと思っている人間は多い。
執筆時点で対左打率.405、対右打率.214。通算でも対左.337、対右.246。
(右投手相手に右打席で入ったこともあるが、野手登板時のお遊びを含むため考慮しない)
インハイのストレートやアウトローの落ちるボールが大好きで、投げればだいたい手を出す。不調時はファンをバチクソイライラさせます。
ただ、小柄ながらフィールドを左右に駆け回り、終盤に逆転ホームランを放る彼をアトランタファンは愛さずにはいられないのです。実際身長173cmで所謂スラガガーやってるの、よくないですか?

・オーランド・アルシア(Orlando Arcia) 11 右打
遊撃手。
そこそこの守備範囲から繰り出される鬼肩、僅差の終盤での凄まじいチャンスの強さ、投球が全てボールゾーンなのに何故かフルカウントになるブンブン丸っぷり、これがアルシア。
自身初のオールスター選出も見えてきた彼は、なんと8番打者なのにもかかわらずOPS.870(執筆時点)という素晴らしい打撃成績を残しています。
……3年契約1年目からそんなに打って大丈夫?
あなた今年の年俸230万ドルよ? 日本円で3.3億くらいでこの成績ってNPBでも安いよ? いいの?

・オースティン・ライリー(Austin Riley) 27 右打
三塁手。
かなりのプルヒッター。サードの頭を越えるレフト線へのツーベースが代名詞[要出展]。
2021年(24歳)にOPS.898、2022年(25歳)にOPS.877と若手ながら打ちまくり、2023年からの10年契約を結んだブレーブスの時期フランチャイズプレイヤー。
……だったはずが、2023年、オールスターも近づく中で未だに低空飛行が続いています。
WAR的にはプラスの働きをしていますが、若くして10年契約を結んで1年目からホームランたったの(当社比)12本、OPS.758(執筆時点)では物足りないですね。
対戦相手の皆様、安心してください。
ランナー1塁でライリーを迎えても怖がる必要はありません。
併殺を打つ確率は非常に高いです。
実際併殺王です。(12回。同数でアラエス[MIA]、マチャド[SD])

・外野手

・ロナルド・アクーニャJr.(Ronald Acuña Jr.) 13 右打
右翼手。


……いや今更説明することある? いらんでしょ?
ナショナル・リーグ最高の選手です。以上。
たまに怠慢プレーとかポカ走塁するのだけやめてくれればいいのだが。

・エディー・ロサリオ(Eddie Rosario) 8 左打
左翼手。
基本的に安パイと見ていい打者[要出展]で、打てない時は本当に打てない。アルビーズと同じくインハイのストレートとアウトローの落ちる球を無限に空振りする。
だが、絶好調モードのロサリオは全打席敬遠をすべき打者。
2021年NLCSでは打率.560、OPS1.647というワケのわからん数字を残したり、2023年6月の成績は現状打率.350、OPS1.226で、ホームランも8本打っている。月間MVPもワンチャン狙えるかもしれない。
なんというか、ロサリオが絶好調の時に対戦カードが組まれた相手の皆様はご愁傷様といった感じ。

・マイケル・ハリス2世(Michael Harris II) 23 左打
中堅手。
昨年の新人王。
恐ろしく守備範囲が広く、肩もかなり強い。
基本的には9番打者で、1番を打つアクーニャに回す役目。
広角に打てるタイプで、俊足を生かして外野の間を抜いたスリーベースが多い……と思わせて、普通にパワーがあるのでスタンドに入っちゃう。
2年目のジンクスもあってか低空飛行が続いていたが、2023年シーズン12週目のナ・リーグ週間MVPを受賞するなど、6月に入って本来の力を発揮し始めた。
ちなみにア・リーグ側は大谷翔平。
なお、MLB Japan公式じきじきに「じゃない方」という表現を使っていただけた模様。FUCK MLB Japan.


・マーセル・オズーナ(Marcell Ozuna) 20 右打
一応守備につくなら外野だが、基本的には指名打者。
2020年に大活躍して4年契約を結んだものの、2021年シーズンには大して活躍しないままDVで捕まり、2022年シーズンにも大して活躍しないまま今度飲酒運転で捕まり、本当に「マーセル・オズーナ容疑者」となってしまった男。
2023年シーズンも開幕から低空飛行を続け(4月の「OPS」.425)、ファンも怒りを通り越して呆れかえっていた。
だが5月になると打率.297、OPS.986、月間9本とわけわからんくらい打ちはじめ、6月もOPS.900オーバーを記録し、ファンの掌返しは無事完了。
なんでこんな打ち始めたん?
ボール球は際どいものでも見逃しだすし、ベテランらしく追い込まれたら右打ちして進塁打モードに切り替えるとかやりだしたので、池に落ちて中身が変わったとしか思えない。


・おわりに

推敲・下書きなしでありのまま綴った結果がこれ
読みづらい・わかりづらい記事で申し訳ない。

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