JリーグYBCルヴァンカップEグループ最終節。セレッソ大阪は、ホームにガンバ大阪を迎える大阪ダービーに臨んだ。先発は直近のリーグ戦から4人変更。CBに西尾隆矢、ボランチに原川力が入り、出場停止でレオ セアラが不在の2トップには加藤陸次樹と北野颯太が並んだ。グループステージ突破へ向け、条件は厳しい中での一戦となったが、「大阪ダービーはどんな状況でも結果だけ。勝たないといけない」(小菊昭雄監督)と強い気持ちで挑むと、前半は相手にボールをもたれる時間こそ長かったが、[4-4-2]の守備組織を崩されることなく対応。シュートは打たせず試合を進めると、奪ったボールは素早く展開、個で違いを見せるジョルディ クルークとカピシャーバを中心に両サイドからチャンスを作る。18分、ゴール前でカピシャーバが倒されてFKを得ると、原川力が直接狙ったが、ここはGK谷晃生に防がれた。23分にはクルークスと加藤で右サイドを突破。喜田陽のクロスにファーサイドからカピシャーバが飛び込む。25分には、カピシャーバが左サイドを突破してチャンスを作る。ただし、いずれもシュートまでは持ち込めずにいると、再びガンバにボールを握られる時間も増え始め、37分、CKから失点。セレッソも前半だけで5本のCKを獲得したが、仕留めることができず、攻守におけるセットプレーの質はこの試合の課題となった。