【スターツシニア/2R】スメイルが単独首位に浮上、ボギーフリーで7つスコアを伸ばし通算13アンダー

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スメイルが単独首位に浮上 【©PGA】

スターツシニアゴルフトーナメント 第2ラウンド

 今季シニアツアー3戦目「第23回スターツシニアゴルフトーナメント」(6,894ヤード/パー72)の第2ラウンド。首位から出たデービッド・スメイル(53)が7バーディーノーボギーの66をマークし、通算13アンダーで単独首位。2打差2位に大会2勝をあげているプラヤド・マークセン(57)がつけている。3位8アンダーに63ストロークでエージシュートを達成した倉本昌弘(67)、大会連覇を狙う藤田寛之(54)、久保谷健一(51)、沢田尚(54)が続く展開となっている。

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 第2ラウンドは快晴で気温30度を超える天気予報だった。さわやかな風がコースを吹き抜けることで、グリーンの転がりもスピードを増していく。第1ラウンドでは8バーディー・2ボギー、第2ラウンドは7バーディー・ノーボギーとバーディーを量産し、単独トップに飛び出したのがニュージーランド出身のデービッド・スメイル(53)。愛息のチャーリーが帯同キャディとして父のプレーをサポートしている。


 ドックレックも多いコースレイアウトで、マネジメント力が求められる井上誠一氏設計のコース。フェアウェイキープは50%程度だったというスメイルだが、「今までは飛距離を意識していたのですが、ゲームに勝つためにはインパクトゾーンにもっとフォーカスしなければならない。その取り組みでショットの練習量が自然と増えて、ショートゲームの精度が上がってきました。そうすると良い流れが生まれる。パッティングの転がりも素晴らしい仕上がりです」とスメイルは分析している。

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 スタート1番ホールは残り80ヤードの距離を1.5メートルにつけてバーディーとすると、2番でも3メートルを沈めて連続バーディー奪取に成功。3番パー3(181ヤード)を6番アイアンでカップの縁にダイレクトヒット。ピンにあたったボールは3メートルの距離につき、これで3連続バーディーと好発進。7番パー5は、残り85ヤードを1.5メートル、9番パー4は残り3メートルとグリーンの狙いどころもマネジメント通りに進行。10番パー4では残り130ヤードを下から2メートルに、14番パー4は12メートルの長いパッティングが決まってくれたが、後半は距離の長いホールに苦戦する中で、流れを切らさずに単独首位の座を守ることができた。


 スターツシニアに初出場した2021年は通算7アンダーで14位。昨年大会では64・72・67で回り通算13アンダーで2位タイと年々順位を上げてきた。「私にとってこのコースは、プレーの流れがコンフォタブルなんです。良いイメージが出る」と充実した表情を見せる。「今日も息子のチャーリーが的確にクラブ選択のアドバイスをくれました。とても頼もしい」と振り返り、最終ラウンドは親子二人三脚で初優勝に向けて奮闘するだろう。

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