【スターツシニア/1R】6アンダー首位に秋葉真一、デービッド・スメイル、宮本勝昌、初日上位争いは大混戦
6アンダー首位に秋葉真一、デービッド・スメイル、宮本勝昌 【©PGA】
第23回スターツシニアゴルフトーナメント 第1ラウンド
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秋葉は昨年大会で初日に67を出しているが、「そうでしたね。だけどその後スーッと落ちてしまった」と本人には苦い思い出。それでも大会初出場した2016年で4位と健闘し、2019年の8位など上位フィニッシュを決めている相性も悪くない大会だ。
「ショットが良くないんです。ずっと行き当たりばったりというゴルフが続いている」と秋葉には苦悩もある。ショットの不調は昨シーズンから続いている。「左に行くのが怖くてどうしても触れない。うまく体の正面でとらえようと思ってはいるんですけど、今日はまあ、ポーンと打とうと思ってやってみて。結果良かったです」と復調の兆しも見える。
このコースは井上誠一氏設計した最後のゴルフ場ということもあり、一見広く見えるフェアウェイも落としどころが難しく、自然の傾斜を生かしたレイアウトが特徴だ。だからこそティーショットのフェアウェイキープはスコアメイクに必須条件。秋葉も「フェアウェイに行くようになった安心感と、同伴プレーヤーとの居心地の良さと、長いパッティングが決められた運があったから」と好調の要因を分析している。「なんとか粘っこいゴルフでついていきたい」と口にし、この好発進を生かしたいところだ。
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昨年大会では初日64をマークして、今年同様トップに立ち2位という成績を残し、相性のいいコースでもある。イン10番ホールスタートから出て、前半で3つのバーディー。ターン後の1、2番でバーディーと4連続と流れを作る。3番パー3でボギーにしたが、4番パー4では1メートルにつけてスコアを戻した。その後もショットが冴え後半は3つスコアを伸ばした。「18ホール、ビジーだったよ。だけど息子のチャーリーがサポートしてくれているから、とても助けてもらえた」と目を細める。昨年同様、息子が帯同キャディを務め、父に精神的な安定を与えている。「ラウンド中に3回、アドバイスしてもらったのが的確だったかな。このコースはとても戦略的で面白いし、相性が合う。ドライバーショットの修正ができれば、明日も楽しめそう」。
スメイルはゴルフに集中できる環境を求め、今年はニュージーランドと日本を往来する。「アイアンの精度を上げることにフォーカスした練習成果が、少しずつ出てきました」。スメイル親子は二人三脚でスターツシニアを楽しんでいる。
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宮本は今年5月に渡米し、海外シニアメジャーである全米プロシニアに参戦。10位という成績に「海外でも通用する手ごたえがあった」と好感触を得ている。海外シニアに出場するためには、日本シニアツアーでシーズン賞金ランキング4位までには入りたい。「結果を出して、上位で年間を終えたい。ランキングを気にしながらやっていきたいんです」と目を輝かせる。「まずは良いプレーをすること。結果、上位争いに加われるということですから」。
「大好きな米国で戦ってみたい」と新たな目標を打ち出した宮本。まずは第一関門である初日のスタートダッシュを成功させたのだった。
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