【ONE】ONEヘビー級キック期待のオパチッチ、イノセントとの雪辱戦に「私の方が上、勝つだけでなくフィニッシュする」

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6月10日(現地時間)にタイ・バンコクのルンピニースタジアムにて開催される『ONE FIGHT NIGHT 11:Eersel vs. Menshikov』ヘビー級キックボクシングにて、グート・イノセンテ(ブラジル)と対戦するラーデ・オパチッチ(セルビア)が現在の心境を語った。

オパチッチはONEヘビー級キックボクシングの注目株。2020年の12月にかつてK-1で活躍した欧州トップのエロール・ジマーマンをKOし衝撃のONEデビュー。ONE5勝は全てKO勝利だ。しかし、そのオパチッチに唯一黒星をつけたのが、イノセンテ。2022年6月の対戦でオパチッチは強烈なボディブローを被弾しKO負けしたのだ。ちょうど1年ぶりの再戦、オパチッチは雪辱を晴らすのか、それとも返り討ちか。
オパチッチは前回のイノセンテ戦について「相手は百戦錬磨なファイターだ。自分を抑えるところや、いかなる状況を対処する術を持っている。さらに、他と比べると独特な動きを見せる。戦った最初の方、私は自分の方が上だと、イケると感じた。しかし、相手は経験値で力をセーブしてたんだ。それで、自分がラッシュをかけるのが早すぎた。この経験で彼の能力は把握した。次戦は、より集中して、スマートに戦うつもりだ」と意気込んだ。

さらに、今回の試合の意味を問うと「これはまさに雪辱戦だ。これまでで最も大切な戦いだと思っている。この試合で、私の方が彼より上だと証明しなけれないけないし、ただ勝つだけでなくフィニッシュする」と鼻息が荒い。

一度は敗れたが、自分のアドバンテージを問うと、「スピード、若さ、ハングリーさ、どれも私の方が上だ。彼とは一度肌を合わせたので、次戦、何が起きるのかは理解しているし、対処できると自信を持っている。私の方が上だということを、必ず証明する。しっかりと自分の距離で戦い、自分が持っているアドバンテージで圧倒してみせる。ただ、相手は予期せぬ打撃を出してくるので、それだけは気をつけて集中して戦う」と、絶対的な自信を持つ。

試合後の展望については「ここでしっかりと雪辱を果たした後は、やはりONEの世界王者になることが目標だ。今時点は、グート(イノセンテ)が私も一番の超えるべき壁。これに全力で集中している。勝利した場合、(ローマン)クリークリャやイラジ・アジズプールらと、タイトル戦を行いたいという気持ちはあるが、まずは、物事をうまく持っていかなければならない。その時が来たら、相手が誰であれ、自分は選ばずに戦う」と、タイトル戦に意欲的だ。

また、MMA挑戦については「そこまでの将来は考えていない。MMAのトレーニングもしたことがないしね。子供の頃は少しかじったこともあったけど、今はキックボクシングの王者になることが自分の夢であり目標。自分が望む全てなんだ」と、まだ、キックに集中する構えのようだ。

日本のファンに向けて「大会は必ず見てほしい。沢山の花火が打ち上がる戦いが見れるはずだ。日本のファンは本物のキックボクシングを知っているから、きっと楽しめるはずだ。将来、ONEが日本開催した時は、自分もそこで戦っていることを期待している。キックボクシングは日本で生まれたものなので、そこで戦えたら光栄だ」とメッセージした。
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シンガポール発、アジアで絶大な人気を誇る格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」! 世界トップクラスの選手や日本人注目選手の最新情報をお届けいたします。

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