「アイドル感満載!」オリ姫デーグッズ開発秘話 Bs SHOPはまるでコンサート仕様に
【オリックス・バファローズ】
写真:初製作の「オリ姫ハート型ステックバルーン」と「オリ姫ミニペンライト」 【オリックス・バファローズ】
◆温めていたアイデアを形に
グッズ開発担当者としては7年目の竹内。これまでとひと味違ったグッズ製作となった。「ハート型スティックバルーンも、ミニペンライトも、ずっとやってみたかったんです。今年のビジュアルを見た瞬間『今だ!』と思いました」。温めていたアイデアを惜しみなく出して形にした。
クリアファイル、フォトフェイスタオル、うちわなど、選手のビジュアルショットを大きく扱うアイテムは、同じ選手の写真でも微妙にポージングや仕草が異なっている。「ファンの皆さんもいろんな表情の選手を見たいはず。持っている写真素材を余すことなく使いました」と竹内。プロ野球のグッズ開発担当者として、各選手の魅力を最大限まで引き出すプライドを感じさせる。
完全にアイドルに振り切ったグッズ展開は大好評。SNS上では「グッズを作った人、もしかしてアイドルオタクでは?」とのコメントがいくつか見受けられた。これについて竹内は「そう言っていただけるレベルのグッズにできて嬉しいです」とはにかむ。「以前に応援していたアイドルのことも思い出しながらラインナップを考えました」と自身のアイドルファン目線も取り入れた。京セラドーム大阪で開催されるコンサートのグッズも日頃からチェックしていたため、アイドルグループのグッズ情報を調べるまでもなく、アイデアが頭に浮かんだという。
写真:竹内こだわりの「オリメンCD風メモ帳」 【オリックス・バファローズ】
◆CDデビューを思わせるグッズも
前例がなく、グッズ化は難航を極めた。CDケースを使ったグッズ製作という異例のオーダーである上に、メモ用紙の中央部にCD型の穴を空ける工程は一筋縄では行かず、約10社メーカーに断られたという。竹内の熱意が通じたメーカーの奮闘の末、どうにか実現に漕ぎつけたアイテムだった。
商品化できた喜びもひとしお。アイドルさながらのジャケットのデザイン、ユニフォームの色彩を生かしたこだわりの帯が加えられ、見た目は完全にアイドルのCD。Bs SHOPに陳列されると、思わず選手たちがCDデビューしたのかと勘違いしてしまう。竹内は「これがやりたかったんです」と満足気な表情を浮かべる。
写真:オリ姫デーグッズを陳列するBs SHOPのスタッフたち 【オリックス・バファローズ】
写真:うちわをおすすめするBs SHOPの久田篤史店長 【オリックス・バファローズ】
◆Bs SHOPは大忙しで準備
ずらりと陳列されたオリ姫デーグッズを見た竹内は「にやけちゃいますね。今回たくさんのオリ姫が注目してくださっていますし、こだわってよかったです」と充実感を漂わせる。 竹内の一番の楽しみは、グッズを持ったオリ姫たちの喜ぶ姿をSNSで見ること。「ぜひ推し選手のグッズと一緒に写真を撮って、オリ姫デーで最高の思い出を残してください」と全力でアピールした。
グッズ開発担当者目線、オリ姫目線、アイドルファン目線。竹内があらゆる視点から考え、夢中で作り上げたオリ姫デーグッズ。ドームでも、お家でも、選手へのときめきを倍増させてくれるに違いない。(西田光)
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