今季2度目の「エル・グラン・デルビー」。町の威厳とヨーロッパ行きをかけ、アンダルシアの両雄が激突

ラ・リーガ公式
チーム・協会

【(C)LaLiga】

5月21日(日)夜、セビージャの町は今季2度目の「エル・グラン・デルビー」一色に染まる。ベニト・ビジャマリンで行われた今季最初のダービーは1ー1のドローだった。ラモン・サンチェス・ピスフアンが舞台となる今回はそれぞれのプライドに加え、共に来季のヨーロッパ行きが懸った極めて重要な一戦となる。

セビージャは同じくラモン・サンチェス・ピスフアンで行われた5月18日(木)のヨーロッパリーグ準決勝でユベントスを破り、7度目の決勝進出を果たした。ホセ・ルイス・メンディリバル監督の就任以降はラ・リーガ・サンタンデールでも好調を維持。同監督が指揮した直近8試合で手にした勝ち点19(6勝1分1敗)はアトレティコ・デ・マドリーの同18、バルセロナとジローナの同17を上回り、リーグ最多を誇る。その結果、それまで降格の危機に陥っていたチームは7位争いに食い込むほどの追い上げを見せている。

セビージャは前節バジャドリーに3ー0で快勝。ここ8試合で19ポイントを手にし、7位ジローナに勝ち点1差と迫っている 【(C)LaLiga】

ベティスもここ2試合は上位争いのライバルであるアスレティック・クルブとラージョ・バジェカーノ相手に2連勝を挙げており、良い流れで今週末のダービーを迎える。この2連勝でヨーロッパリーグの出場枠争いで大きく前進したものの、4位浮上の望みを繋ぐためにはダービーでの勝利が必須。敵地のダービーは過去9試合で一度しか勝てておらず、5ー3の撃ち合いを制した2017/18シーズンのスペクタクルな勝利を再現するのは簡単ではないだろう。

ベティスも前節ラージョを3ー1で下して2連勝。今節勝てばヨーロッパリーグ出場枠の6位が確定する可能性がある 【(C)LaLiga】

ホアキン、最後のダービー
今季限りの引退を表明したベティスのホアキン・サンチェスにとっては、今回が現役最後のダービーとなる。バレンシア、マラガなどの所属時も含め、宿敵セビージャと対戦するのは今回で42度目。2000年11月19日、ラ・リーガ・スマートバンクの舞台で経験した初めてのダービーから20年以上の時を経て、彼はラ・リーガ・サンタンデール史上2位の通算618試合に出場してきたレジェンドとなった。

ホアキンは前節、終了間際の出場で1アシストを記録。残る4試合に出場すれば、ラ・リーガ・サンタンデールの最多出場記録に並ぶ。 【(C)LaLiga】

白熱必至の「エル・グラン・デルビー」では、感情のコントロールがきかなくなることも珍しくはない。シーズン終盤に迎える今回は勝ち点1の重みも増す。第13節の対戦は計3人の退場者が出る大荒れの試合となったが、果たして今回はどのような展開となるのか。ヘスス・ナバスやセルヒオ・カナレス、ルーカス・オカンポス、ボルハ・イグレシアスといった名手たちの共演も楽しみな一戦が、もうすぐ始まる。

【(C)LaLiga】

  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

ラ・リーガ公式サイトです。最新ニュース、各クラブの情報やデータをご覧ください。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント