【ガンバ大阪】埼玉スタジアムで断ち切る悪い流れ。浦和戦でこだわるのは勝利の二文字のみ
【ⓒGAMBA OSAKA】
しかし、スペイン人指揮官のもとで新たなガンバの方向性を積み上げるチームに下を向く時間はない。三浦はチームの思いをこう代弁した。「自分たちでこの状況をどうにかするしかない。まずは1勝してこの悪い流れを断ち切って行きたい」。
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「しっかりと幅と深さを取ったところからの効果的なオーガナイズが必要」と浦和の堅守をこじ開けるポイントをこう話したポヤトス監督だが、浦和戦は一時帰国中のラヴィが不在。ビルドアップの中継点となるアンカーの顔ぶれは変わることになるが「そのポジションをこなせる選手は僕だけでなく、ガンバには何人かいる。誰が出ても準備は出来ている」とダワンは自信を見せる。攻撃の鍵を握る宇佐美も、「スムーズにボールを動かしてまずは相手を押し込まないとダメ。ビルドアップの段階で相手にパスを食われているようだと話にならない」とチーム全体のボールの動かし方を意識する。
時には相手の背後へのシンプルなボールも必要となるが、粘り強くボールを動かしながらも必要なのは浦和のゴールに迫る迫力。そして、毎試合必ず生まれているチャンスで好調のGK西川が守るゴールマウスをこじ開けるのみだ。
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「前の監督のよりも守備はコンパクトでCBの強さをいかしたしっかりとした守備がベースにある」と宇佐美が分析するように、今季からポーランド人のスコルジャ監督を招き、昨季までと異なり手堅い守備からの鋭いカウンターを繰り出してくる。ショルツとホイブラーテンで形成するCBコンビは手堅いが、攻め急ぐことなく粘り強くこじ開けるのみだ。
もちろん2得点中のエース、興梠はカウンター対策に課題を持つガンバが最も警戒すべき選手となる。
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「岩尾は賢い選手で、流れを変えられる選手がいるので、そこのところも気をつけながら戦っていきたい」(ポヤトス監督)。
敵地の浦和戦は2017シーズン以降、4勝2分という相性の良さを誇るガンバ。「ここで勝てれば僕らの自信になるし、流れを取り戻せる」と話すのは三浦だが、真っ赤に染まる埼玉スタジアムで連敗を止めるのみだ。
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