GR東葛、入替戦初戦を5点差で落とす

NECグリーンロケッツ東葛
チーム・協会

第2戦のホストでの勝利がD1残留の条件に

【NEC GREEN ROCKETS TOKATSU】

リーグワン ディビジョン1―2入替戦第1戦

NECグリーンロケッツ東葛 29 ― 34 三重ホンダヒート

前半(1T) 5 ― 27 (3T3G2PG)

後半(4T2G) 24 ― 7 (1T1G)

レメキロマノラヴァ 【NEC GREEN ROCKETS TOKATSU】

負けられない入替戦の立ち上がり、グリーンロケッツ東葛は、キックオフレシーブで小さなミスを犯してホンダヒートにスクラムを与えてしまう。ヒートは、このスクラムから準備してきたNO8パブロ・マテーラからのアタックを仕掛けて一気にトライをもぎ取り、コンバージョンも決めて7点を先制する。

グリーンロケッツ東葛は、直後にWTB後藤輝也がカウンターアタックで前に出てヒートのオフサイドを誘い、そこからゴール前でのマイボールラインアウトに持ち込む。しかし、フェイズを重ねてアタックしたものの、ゴール前で反則を取られてチャンスを活かせない。

逆に、15分にはヒートにラインアウトモールからトライを許し、0対14とスコアを広げられる。

さらに、26分、29分とPGを追加され、ついに20点差に。

グリーンロケッツ東葛は、アタックを仕掛けてもヒートの前に鋭く出るディフェンスに手を焼いて、細かいミスや反則を連発。

ようやく31分に、スクラムから右へ、SHニック・フィップス→SO金井大雪と仕掛け、FBレメキ ロマノラヴァがブレイク。最後は後藤がボールをインゴールに横たえて、ようやく5点を返した。

しかし、前半終了間際にヒートにモールからのトライを追加され、5対27と大きくリードされて前半を終えた。

亀井亮依 【NEC GREEN ROCKETS TOKATSU】

後半は、奮起したグリーンロケッツ東葛が一転してペースを握る。

46分に、長く重ねたフェイズアタックの末にニックがトライを挙げ、金井のコンバージョンで7点を加えると、54分にもフェイズを重ねてレメキがトライを追加。金井のコンバージョンで19対27と追い上げた。

ディビジョン1で強豪チームとタフなゲームを戦ってきたグリーンロケッツ東葛の猛反撃が、ボディブローのようにヒートにダメージを与え始めたのだ。しかも、48分には、ヒートの途中出場のPRマティウス・バッソンが負傷してフロントローの人数が足りなくなり、試合はスクラムを押し合わないノーコンテストに。しかも、これにともなってヒートが1人人数を減らしたためにグリーンロケッツ東葛は数的な優位にも立ち、61分に後藤がトライを挙げて、ついに24対27と3点差に追い上げた。

しかし、65分にニックがトライを狙ってインゴールに飛び込んだものの、ノックオンをしてトライが認められないなど、チャンスを上手くいかせない。

反対にヒートにトライを奪われて、スコアはふたたび10点差に。

それでも試合終了直前に、途中出場のNO8アセリ・マシヴォウがトライを挙げて、29対34と追い上げて、3点差以内負けの勝ち点1を確保。

13日に柏の葉公園総合競技場で行われる第2戦(12時キックオフ)に、必勝を期すことになった。

(取材・文:永田洋光)
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

NTTジャパンラグビーリーグワンに加盟するラグビーフットボールチーム。 日本選手権優勝3回、マイクロソフトカップ優勝1回の実績がある。2021年にリブランディングを行い、千葉県東葛エリアをホストタウン(千葉県我孫子市、柏市、松戸市、流山市、野田市、鎌ケ谷市、白井市、印西市)とし、チーム名を「NECグリーンロケッツ東葛」に改称。柏の葉公園総合競技場で開催されるリーグワンの試合をホストゲームと位置付けて運営している。「WIN THE RACE」をスローガンとし、日本一を目指す。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント