今季初のリーグ戦での連勝を目指して臨んだ今節。セレッソ大阪は、ホームに柏レイソルを迎えて明治安田生命J1リーグ第9節に臨んだ。先発は、前節のFC東京戦から1人変更。前々節の試合中に左肩を負傷した為田大貴が2試合ぶりに先発復帰を果たした。立ち上がり、セレッソは小気味よくパスをつないで攻めてくる柏に対し、守備でやや後手を踏む展開に。取りどころが定まらず、容易くボールを前に運ばれるシーンもあった。ただし、最初のチャンスはセレッソ。8分、素早いリスタートから為田が狙い澄ましたロングシュートを放つと、ポストを直撃。その後もセットプレーからゴールに迫ると、23分、先制に成功する。柏の組み立てのパス交換がズレたところを香川真司がカット。すぐさまレオ セアラ、毎熊晟矢とつないでショートカウンターを発動させると、毎熊がGKとの1対1を冷静に沈めた。試合前日、「明日は結果にこだわって戦いたい。個人として、今節は自分の価値を示せるチャンス」と話し、自身に「プレッシャーをかけた」男の有言実行弾で、セレッソが試合の流れをつかんだ。ただし、その後の時間帯は柏に多くの決定機を作られる。