グラップリングマッチで“進化”を魅せた三浦彩佳、「次はMMAで勝つ」アトム級にも興味

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【ONE Championship】

2月25日(土)にタイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催された『ONE FIGHT NIGHT 7』の女子サブミッション・グラップリングマッチ(53.9kg)でダニエル・ケリー(米国)に判定負けした三浦彩佳(TRIBE TOKYO MMA)。

結果こそは敗戦となったものの、三浦はケリーを相手に善戦。戦前のインタビューでは“すぐにフニッシュする"と豪語していたケリーに得意のチョークを極めさせず。首投げ、袈裟固めなど自身の得意な技を披露。大きなインパクトを残し、この試合に向けて強化したグラップリングの成長をアピールした。

試合内容的には、2023年幸先の良いスタートを切ったと言える三浦。試合後の感想を尋ねた。
ー試合を振り返って
「私にとってやって良かった試合でした。(敗戦だが)プラスなったと思える試合内容だった。」
「むしろ、ダニエル選手の方が大変だったと感じています。(試合中)目潰しだったり、(私の)鼻に指を入れたり、よく言えば“ダーティーテクニック”ですが、あの行為により、ネット上で批判というか炎上しているのを目にしました。」

ーダニエル選手はなぜそこまでやったと思うか
「必死だったと思います。それ以外でも引っ掻き行為もあったし、勝ちに執着していたのだと思います。ダニエル・ケリー選手の“清らかな”イメージが一気に崩れたんじゃないかと思います。」

「(ファンから)勝ったのはあなただとDMが来たり、私にはあったかいコメントがありました。」

ー試合後、ダニエルとは会話したか
「していないです。終わってからすぐに帰国する流れだったので、(試合後は)すぐに会場を出ました。だから、誰とも会うことはなかったです。」

ー自身のパフォーマンスをどう評価するか
「(試合が)決まってから3ヶ月、やれることやったかなと。首投げはやらない予定だったんですが、やってしまいましたね。」

ー首投げは作戦に入っていたか
「一切なかったですね。」

ーどんな作戦を
「“両差しでしっかり漬ける”という作戦で、パターンは三つ位作っていました。首投げ以外、その内の二つはできました。セコンドと話をしたのですが、50点位の内容だったと思います。」

ー相手にバックを取らせた場面があったが
「取らせないけど、もし取られた場合を考えて、バック(シチュエーション)の練習をずっとやって準備していました。」

「(試合中)極められない安心感はあった。(ダニエルの)力が明らかに弱かったので、これは取られないと思っていました。」

ー相手からチョークを仕掛けられる場面はあったが
「(ダニエルの)力が弱かった(ので問題なかった)。普段練習している人の方が強いし、ダニエル・ケリーの幻想が大きかったので、実際、組んでみて、(予想外に力が弱かったので)『あれ?』と思うことがありました。今回、私が体重を下げて階級を落としたのですが、自分の力の強さを感じました。」



【ONE Championship】

ーダニエルが試合後「三浦の腰が重かった」と発言していたが、意識していたか
「石井逸人に『腰を重く、下に、下に」と散々言われていたので、それを実行していました。」

ー今回は“価値の高い”経験になったか
「経験値としてはすごい上がった内容だったと思います。(試合時間の)10分間の中で5分以上は私が取っていたと思うので、私が勝ったと考えています。プラスにはなりましたが、ここで気を抜かずにやっていこうと思います。」

ーもし再戦するとしたら
「MMAの試合でお願いします。私が10年近くやってきたMMAでやりたいです。私はMMAが好きなので。今度は私の意見を聞いて欲しいと思います。」

ー次戦に向けて
「ここで終わりじゃないぞと。体重がずっとキープできていて、ストロー級の試合だったら、直ぐに戦える状態です。早くオファーが欲しい。このままじゃ終われないです。」

ー王者ション・ジンナン以外、誰と対戦したいか
「ゴリゴリのストライカーとやりたい。日本にはあまりいな印象なので、折角、ONEで戦っているのであれば、派手な選手とやりたいです。あとは試合が組まれれば、誰でも良いです。とにかく試合がしたいです。」

ー澤田千優選手など、新しい日本人選手が参戦しているが
「刺激にはなりますが、若い子達がこないと潤わないですからね。でも、私は上しか見ていないです。」

ー階級下のアトム級まで体重を落とす考えはあるか
「トレーナーの堀江さんに相談していたのですが、もし(アトム級まで)落とすのだったら、3ヶ月くらい時間をかけてゆっくりかけたい。ただ、私自身はずっとストロー級と思っているが、(周囲からは)適正はアトムではないかとも言われているで、様子見ですね。」

ーファンへメッセージを
「皆様、今回は応援ありがとうございました。次こそMMAで勝って、喜んでもらいたいと思います。これで終わりじゃないですし、今回は進化した姿を見せれたので、これからも頑張ります。早く試合がしたいです。」
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シンガポール発、アジアで絶大な人気を誇る格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」! 世界トップクラスの選手や日本人注目選手の最新情報をお届けいたします。

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