【神戸スティーラーズ リーグワン第15節に向けて】 神戸ラグビーをやり切って、PR山本のメモリアルゲームを勝利で祝う!
【コベルコ神戸スティーラーズ】
4月7日(金)、花園ラグビー場にて開催のビジターゲームで対戦するのは、第2節では58–36で勝利した花園近鉄ライナーズだ。花園Lは、今シーズン、ディビジョン2から昇格するも11位以下が確定し、入替戦出場が決定している。しかしながら、油断は禁物だ。前節のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦では、花園Lがスクラムでプレッシャーをかける場面が見られた。一方、神戸スティーラーズは、前節でスクラムでプレッシャーを受けマイボールを失った。スクラムのみならず、雨と強風の影響を受けて乱れたラインアウトを含めてセットプレーの修正は必至だ。その上で、神戸ラグビーを精度高くやり切りたい。今節では、スクラムの最前列で体を張るPR山本が、リーグ戦通算100試合目を迎える。今シーズン2度目の「関西ダービー」、神戸のプライドを賭けて戦い、PR山本のメモリアルゲームを勝利で飾る!(取材日:2023年4月12日)
昨シーズン、ヤマハ発動機ジュビロ(現・静岡ブルーレブズ)から神戸スティーラーズに移籍し、持ち前の明るいキャラクターであっという間にチームに溶け込んだ。今シーズンは、「盛り上げられるより、盛り上げたい!」という精神で、チームビルディングのためのゲームを考案する「ソーシャルグループ」の一員としてチームを和ませる。 【コベルコ神戸スティーラーズ】
リーグ戦通算100試合という節目のゲームでスタメンに入ることができ嬉しく思います。神戸スティーラーズに移籍してから、試合に出られない時期もありましたが、自分の強みは何なのか、改めて見つめ直すことができ、それを全面的に出そうと思うようになりました。僕の持ち味はスクラムです。今節、対戦する花園Lは、S東京ベイ相手に良いスクラムを組んでいました。逆に神戸スティーラーズは、今シーズン一番悪いスクラムを組んでしまって。もう一度自分たちの組みたいスクラムに立ち返って、1週間準備してきました。スクラムでガツンと存在感を発揮することはもちろん、これまで取り組んできたタックルやボールキャリーといったフィールドプレーでも成長したところを見せたいと思います。チームに関しては、負け越しが決定してしまいましたが、雰囲気は悪くありません。グラウンド内外で選手同士がコミュニケーションを取り、結束力が強まって、家族のようになっています。また、僕たちが「バックボーン」と呼んでいるノンメンバーの選手たちと試合メンバーが高いレベルで競争をしていて、相乗効果を生んでいます。それを最初から出せていたら良かったのですが…。プレーオフ進出を逃し、現在、9位と結果を出せてはいませんが、残り2試合ではチーム一丸となって自分たちのラグビーをグラウンドで体現し、勝利したいと思います。
入団2年目、今シーズンはこれまで7試合に出場する。「序盤はなかなか出番がなかったのですが、シーズンが深まってきてコンスタントに出場機会を得ることができ、パフォーマンスも上がっています」と笑顔を見せる。 【コベルコ神戸スティーラーズ】
前節は、フィジカルでしっかり前に出ることができたのですが、スクラム、ラインアウトで安定感を欠き、バックスへ良いボールを供給できずに、セットプレーからのアタックで自分たちの良さを出せませんでした。特にラインアウトは、雨と強風もあり、自分たちのミスや相手のプレッシャーによりボールを手放してしまって…。セットプレーに関しては、今節に向けて修正しました。また、前節ではモールで押される場面がありました。今節で対戦する花園Lは、今シーズン、モールからトライを奪えていません。我々がモールでスコアされる最初のチームになるわけにはいかない。この部分も修正し、プライドを持って臨みたいと思います。花園Lは、結果的には入替戦が確定していますが、プレシーズンマッチと第2節で対戦し、簡単な相手ではないと理解しています。チームとしてベストパフォーマンスを発揮し、勝利したい。特に今節は、幸輝のリーグ戦通算100試合目というメモリアルな一戦です。試合後に幸輝とビールで乾杯する前に、良いゲームをして勝たないと。幸輝のため、Steel Matesのため、自分たちのため、神戸ラグビーをしっかりやり切り、勝ち星を手にします。
前節でも1トライを上げ、チーム最多の7トライをマークする。昨シーズンの第5節GR東葛戦ではハットトリックを決めた。「あの時と同じような活躍をしてチームを勝利に導きたいです!」 【コベルコ神戸スティーラーズ】
今節対戦する花園Lは、なかなか勝ち星に恵まれずに苦しんでいる状態です。神戸スティーラーズも、負けが先行しています。お互いに厳しいシーズンになっていますが、神戸は、残り2試合、全員が役割を果たし、自分たちのラグビーをやり切って、勝利したいと思います。個人的にも、シーズン当初と比べると、パフォーマンスが良くなっています。序盤はNo.8で起用されることが多かったので、コンタクトで負けないように増量したのですが、なかなかコンディションが上がりませんでしたが、終盤以降、ウイングのポジションに戻ったこともあり体重を戻したら動きにキレが出てきて、今は良い動きができていると感じています。今節でもどんどんボールをもらって、チームに勢いをもたらしたい。もちろんトライも狙っていきます!
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