悪夢のデビュー戦から4年、ノースカットがONE初の米国大会に参戦「あらゆる局面に対応できる」青木真也戦については

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【ONE Championship】

5月6日(日本時間)に米国コロラド州ブルームフィールドで開催される『ONE FIGHT NIGHT 10: Johnson vs Moraes III』のMMAライト級マッチにて、アフメド・ムジタバ(パキスタン)との対戦が決まったセージ・ノースカット(米国)。

ノースカットは77度の空手世界王者に輝き、北米王手プロモーションでも活躍。鳴り物入りで2019年にONEに参戦。しかし、その注目の初戦でコスモ・アレクサンドルの強打に沈む悪夢を味わい、長期戦線離脱を強いられた。

4年ぶりの復帰戦がONE初の米国大会と最高の仕切り直し。26歳のノースカットが現在の心境を語った。

【ONE Championship】

ONE初戦は一つの“レッスン”となったか
「あれから3年半以上経っていて、ずいぶん前のことになる。しかし、私が言えることは、私はとても若い時からこのMMAというスポーツを始めて、今まだ26歳だ。年齢的にまだ若いので、これから長いキャリアをとしてさらに学ぼうと思う。」

4年間の空白の間、何をしていたのか
「トレーニングに励み、個人的なことも少しやった。COVIDの件では多くの人が仕事を失い、すべてが混乱したことは誰もが知っている。でも、僕はずっとトレーニングをしてきた。常に体調を整え、トレーニングに励んでいる。」

怪我からの復帰戦について
「誰にでも浮き沈みはあるもの。肉体労働でも、デスクワークの人であろうと、どんな人であろうと。誰にでも浮き沈みはあるから、それを乗り越えていくしかないと思っている。しかし、ONEでの初戦で欠場し、今回復帰できることをとてもワクワクしている。」

前戦の相手から貰ったビッグショットのトラウマはあるか
「そのことはもう随分と前のことだから、話すことはない。今のチーム・アルファメールは最高のチームであり、最高のファイターたちが揃っている。レスラー、グラップラー、ストライカー、そしてコーチなど、あらゆる面で素晴らしいチームなんだ。毎日ジムに通っているが、毎日が試合のような内容なんだ。この流れでハードなトレーニングを積んでいくつもりだ。」

長期離脱からの復帰戦は緊張するか
「しばらく休んでいると誰だって緊張する。そして、そもそも試合に臨むときは誰でも緊張するもの。今は緊張している訳ではないが、興奮したり、テンションが上がったりしている。多くの人がセイジが長期離脱の悪影響をイメージしているかもしれないが、私はこの間ずっとトレーニングをし続けてきた。シャープな状態をキープしている。だから、本番、大きな緊張なく迎えることを望む。」

最も成長した点は
「ユライア・フェイバーやチーム・アルファメールのコーチ陣は皆素晴らしいので、とにかく全ての面を改善してきた。様々な分野での向上を感じている。それを見せるのが楽しみ。私は試合の予測をしたことがない。今回の試合がどのような展開になろうとも対応できる準備として、ハードな練習を積み重ねるだけだ。」

米国大会は自身の復帰戦として最適な舞台か
「前から話はあったが、アメリカで試合をするのは最高だと思う。僕はアメリカ出身だから、たくさんの人が観に来てくれるだろうし。実際のイベント、1stBankセンターにも多くの人が観に来てくれるだろう。自分の出身地であるアメリカで試合をするのだから、とても興奮している。」

対戦相手のアフメドの長所と短所は
「彼の試合の映像をチェックしたが、彼は成長している。彼のKOは素晴らしい。彼のサブミッション能力についても引き出しが多くあり豊富だ。さすがは柔術黒帯、とても独特な技も持っているようだ。私のファイトキャンプは始まったばかりだが、これからコーチとその戦いぶりを分析し、戦術を立てるつもりだ。」

理想的な勝ち方は
「当たり前だがフィニッシュだ。サブミッションだろうが、グラウンド&パウンドだろうが、ノックアウトだろうが、何だろうが、誰もがフィニッシュを望んでいるんだ。それが理想的勝ち方だが、とにかくあらゆる局面でも対応できるように準備は万端だ。」

この試合で最大の収穫は何か
「もちろん、ONE Championshipと契約していることを証明するためだ。試合に出場し、最大のパフォーマンスを発揮できるようにすることだ。彼らの期待に応えるために、素晴らしいパフォーマンスを披露して、ONE Championshipと契約したことを証明したい。

今回勝てばどの位置につけることができると思うか。
「それはONEが決めることだけど、意識はしている。もちろん、私は素晴らしいパフォーマンスを披露し、勝利を収めたい。もしチャンスがあれば、年中にもう2試合ほど試合をしたい。全勝して素晴らしいパフォーマンスを見せたいんだ。それが私の目標だ。」

青木真也との試合について
「間違いなく戦いたい。状況が上手く流れて、将来、戦えることをあるのを期待してる。間違いなくエキサイティングなファイトになると思う。グラップラーと私が戦うんだ。彼は長い間、このスポーツに携わってきた。だから、彼は総合格闘技のレジェンドであり、伝説のような存在。私達が戦えば、間違いなくビッグファイトになると思う。」
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著者プロフィール

シンガポール発、アジアで絶大な人気を誇る格闘技団体「ONEチャンピオンシップ」! 世界トップクラスの選手や日本人注目選手の最新情報をお届けいたします。

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