今月14日にタイ・バンコクで開催された『ONE FIGHT NIGHT 6』のフライ級キックボクシング戦で中国のジドゥオ・イブに判定勝利を収めたロッタン・ジットムアンノン（タイ）。試合後のインタビューで、今後の目標や開催が決定した無差別級ムエタイWGPのトーナメントなどについて語った。

その超アグレッシブなファイトスタイルで“破壊神”の異名を持つロッタン。現在ONEフライ級ムエタイの王座を保持しており、昨年11月の同タイトル戦で挑戦者のジョセフ・ラシリに圧勝し、4度目の王座を防衛した。

ムエタイ、キックボクシング、MMAでの活躍が期待されている中、ロッタンは「今の目標はフライ級に残ってキックボクシングのタイトルを狙いうこと。MMAの転向はそれ以降になる」とキックボクシングのタイトルを目指していると言う。

そのロッタンが狙うベルトを手にしているのは、同じタイ人でムエタイ強豪のスーパーレックだ。スーパーレックはこの『ONE FIGHT NIGHT 6』で実施された王座決定戦でダニエル・プエルタスとの激闘を制し、王座を獲得した。

ロッタンは次戦がスーパーレックへの挑戦となる可能性について「問題ない。準備はできている」と即答。自分にはその資格もあると自信満々の様子だ。

また、開催が発表された賞金額100万ドルの無差別級ムエタイWGPについて、まだロッタン参戦は確定していないが、その興味を尋ねると「もし参加することになれば、誰とでも対戦しなければいけないと思っている」と、可能性はゼロではないことを匂わせた。

その強さと成功の秘訣を尋ねられると「私は常にハートで戦う真のファイターだ。全てのラウンドを100％全力で戦うんだ」と笑顔。ロッタンの2冠達成、無差別級WGP参戦はあるのか。注目だ。