【Xリーグ】短期集中連載 ライスボウルまであと8日 アメフト日本一への軌跡:富士通フロンティアーズ編(1)
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Vol. 1 開幕節:QB高木翼が4TDに絡む大暴れ 王者富士通が連覇に向けて好発進
東京ガスのオープニングドライブをスリー&アウトに抑えた富士通は最初のポゼッションでわずか5プレー目でエースランニングバック(RB)トラショーン・ニクソンが30ヤードの独走ランでタッチダウンを決めて先制した。
先制TDをあげた富士通フロンティアーズRBトラショーン・ニクソン 【©X LEAGUE】
正クオーターバック(QB)として2季目を迎えた高木翼は26回のパス試投で20回の成功、182ヤード獲得で3つのタッチダウンパスを成功させた。さらに第1クオーターには自らの7ヤードランでも得点をあげ、ライスボウルでの決勝タッチダウンランを彷彿をさせるようなプレーも飛び出した。
高木は春の公式戦には不出場だったが、そのブランクを全く感じさせないどころかむしろ昨年以上のパスの安定感を見せた。後半はサイドラインに下がってバックアップの出場機会を譲る余裕もあった。
同じく春は試合出場のなかったニクソンは5回のランのうち2つがタッチダウン。重戦車のごとくディフェンダーのタックルを跳ね飛ばして走る姿の経済ぶりを見せつけた。
ディフェンスでは新人のディフェンスバック(DB)林奎祐が2つのインターセプトを記録し、鮮烈なXリーグデビューを果たした。ディフェンス全体では計4つのターンオーバーを奪い、49-0のスコアで王者らしい圧勝で2連覇に向けてこれ以上はないスタートを切った。
デビュー戦で2つのインターセプトを決めた富士通フロンティアーズ新人DB林奎祐 【©X LEAGUE】
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