【清水建設江東ブルーシャークス】感動体験を届けるために。打ち出した新たな施策

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 今季からジャパンラグビー リーグワンのディビジョン2で戦う清水建設江東ブルーシャークスは、12月18日に豊田自動織機シャトルズ愛知との開幕戦を迎える。舞台は愛知県のパロマ瑞穂ラグビー場で、ビジターゲームとなる。

 昨季の目標だったディビジョン2昇格を果たして迎えるリーグ初戦。その一戦を前に、「自分たちの力がどれだけ通用するか、披露できるのがとても楽しみ」とバイスキャプテンの松土治樹は話した。

 豊田自動織機シャトルズ愛知とは、昨季のディビジョン3で3試合戦い、すべてで敗れている。その相手について、「セットピースの強さがある。攻撃的なフォワードに加え、バックス陣にスピードのある選手が多く警戒したい」と大隈隆明監督。さらに松土は「相手のキープレーヤーとなる副将の小原稜生選手、新加入のナエアタ ルイ選手をいかに止められるか重要になってくる」と述べた。

 いかにプレッシャーを掛け続けられるか。自分たちの強みであるスペースを見つけてボール動かす速いボール展開とアタックができるか。それに、ブレイクダウンで負けずに戦えるか。これらが勝利へのカギとなる。一人ひとりのハードワーク、それに“攻撃的なディフェンス”に注目したい。

 チームは変わることなく、“仕事とラグビーの両立”を掲げて取り組んできた。昇格したからといって、これまでよりも全体練習の時間が多く取れるわけではない。そのぶん、プレーの質にこだわって日々のトレーニングに臨んでいる。コーチ陣はもちろん、選手同士が高いレベルを求めることで、互いに厳しいことを言い合えるようなチームになってきているという。

 今季から、ビジターゲーム全5試合のパブリックビューイングをスタートさせる。ホストエリアである江東区の有明ガーデンがその会場だ。チームと有明ガーデンのコラボメニューも販売されるなど、遠方開催の試合でも多くの方に応援してもらえるよう、ファン拡大の施策を打ち出している。

 仕事とラグビーを両立する清水建設江東ブルーシャークス。新たなステージで結果を残し、人々に感動やチャレンジする気持ちを届けるべく、初戦に挑む。

(山村燿)
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著者プロフィール

ジャパンラグビー リーグワンは、「あなたの街から、世界最高をつくろう」をビジョンに掲げ、前身であるジャパンラグビー トップリーグを受け継ぐ形で、2022年1月に開幕した日本国内最高峰のラグビー大会です。ラグビーワールドカップ2023を控え、セカンドシーズンとなるリーグワン全23チームの熱戦をご期待ください。

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