otonari福岡がX1 Super残留! パイレーツとの接戦を制す 

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2022年のX1 SuperとX1 Areaの入替戦は10日、X1 Super Division Bで6位だったotonari福岡SUNSとX1 Area2位のPentaOceanパイレーツが富士通スタジアム川崎で激突。接戦となったゲームは、otonari福岡がX1 Superの意地を見せて14対9で勝利した。勝ったotonari福岡は、X1 Super残留を確定させた。

立ち上がりは、お互いに攻め手を欠き静かな展開でスタートしたこの日の試合。先制したのはotonari福岡だった。お互いに無得点で迎えた第2クオーター、otonari福岡はX1 Superパス獲得ヤード1位に輝いたクオーターバック(QB)西山雄斗が、次々とパスを通して敵陣まで侵攻。すると、敵陣18ヤードからQB西山が左サイドを駆け上がるワイドレシーバー(WR)城代慈英へストライクのパスをヒットして先手を取った。

その後もお互いに得点が動かずこう着状態の続く中、パイレーツは前半終了間際に赤津裕之が40ヤードのフィールドゴールを成功。試合はotonari福岡の4点リードで、後半を迎える。

第3Qに83ヤードの独走TDパスキャッチをするotonari福岡SUNSのWR横山海マクスウェル 【©X LEAGUE】

後半に入っても両軍はエンドゾーンが遠かったが、第3クオーター終了間際に試合が動く。自陣21ヤードから攻撃シリーズをスタートさせたotonari福岡は、ランでロスした後の第2ダウン14ヤードの場面で、QB西山がWR横山海マックスウェルへスラント気味のパス。自陣30ヤード付近でキャッチした横山は、X1 Superの貫禄を見せるかのように快足を飛ばしてエンドゾーンまで独走。司令塔とエースレシーバーのコンビで83ヤードタッチダウンパスを完結させたotonari福岡は、ようやく追加点を挙げた。

これ以上点差を離されたくないパイレーツは、直後のキックオフで内藤徹也が75ヤードのビッグリターンを見せるも、タッチダウンにつなげられず50ヤードのフィールドゴールトライも失敗。しかし、相手の攻撃をパントに封じた後のドライブでは、QB西山凌介がWR大通広志へ26ヤードのタッチダウンパスを成功。その後の2点コンバージョンは失敗に終わるも、5点差に詰め寄った。

第4Qに追い上げを見せるPentaOceanパイレーツQB西澤凌介 【©X LEAGUE】

勢いに乗るパイレーツは、オンサイドキックを成功させて自陣46ヤードから攻撃を開始。RB草野公平の30ヤードランなどでレッドゾーンまで侵入する。しかし、ここからotonari福岡の守備陣が、パイレーツの侵入を許さない。otonari福岡は、逆転を狙ったパイレーツのフォースダウンギャンブルをストップして攻守交代すると、試合残り3分弱から着実に時計を進めて、シーズン最後の試合でうれしい今季初勝利をマークした。
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