3年ぶりの日本ゴールボール選手権大会 女子はチーム附属、男子はSpread Wingsが日本一に!
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【女子】「古巣に成長した姿を」移籍組が躍動
「自分の役割であるオフェンス面で、チームの優勝に貢献したかった」と話す萩原は、大会を通して得点を重ね、チームの決勝進出に貢献。決勝でも、スピードのあるグラウンダーと威力のあるバウンドボールを使い分けて攻撃の柱になり<チーム附属>を5年ぶりの優勝に導いた。
ウイングとしての自分の力を確認したくて移籍したという萩原。大会MVPの活躍を見せた 【photo by X-1】
ボートから転向した新戦力の木村はバウンドボールが得意。「パワーは活かせると思うが、まずは守備をがんばりたい」 【photo by X-1】
<チーム附属>の守りの要、神谷。全勝優勝の影の立役者になった 【photo by X-1】
今年<チーム附属>から移籍した天摩も、準決勝のエクストラスローで値千金のゴールを決めるなど、大会を通してチームに貢献。「このチームは、『今のよかったよ』とお互いのいいところを口にし、それによって士気が高まる」と話しており、環境を変えることで「行き詰っている」という自身の攻撃面の現状を打開したい考えだ。
「自分たちのできることを、楽しくやり切る」という<みなでしこ>のコンセプト通り、すがすがしい戦いぶりだった。
前日本代表キャプテン浦田理恵(左)と同じチームで戦い「成長した私を見せたい」と意気込んでいた現日本代表キャプテンの天摩(右) 【photo by X-1】
女子は予選大会に出場した全5チームが参戦。うち4チームに日本代表選手が分かれており、リンク戦方式でそれぞれのプライドをかけた熱い戦いが繰り広げられた。最終順位は日本代表センターの高橋利恵子がいる<Merveilles>が3位に入った。初出場の選手が多くいる「Flower」は最下位になるも、はつらつとしたプレーを見せた。
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【男子】攻撃力を誇る、新チームが席巻
男子は全国11チームの中から7月の予選会(日本代表の遠征と日程が重なったため、代表選手は不在)を勝ち抜いた6チームが出場。6チームを2プールに分けて行われた本大会の初日は、各プール上位2チームが翌日の準決勝、決勝進出をかけて戦った。本戦初出場の<博多MEN隊>は「緊張感のある中、初出場の喜びを感じながら戦った」
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男子MVPを獲得した辻村は、回転投げで得点を量産した 【photo by X-1】
予選大会プールA・1位の<チーム附属B>(=写真)とプールB・1位の<Spread Wings>が順当に勝ち上がり、決勝で激突した 【photo by X-1】
初日の対戦では7対6で<Spread Wings>が僅差の勝利。<チーム附属B>の守備の要、川嶋悠太は「途中いい流れだったが、ここぞというところで失点した。(次戦に向けて)自分たちのミスを修正したい」と誓っていた。
今大会の得点王、伊藤は課題だった守備面も強化。「落ち着いてカバーリングできた」 【photo by X-1】
辻村は理由を語る。
「勝つことが目標だったし、チームのことで迷惑をかけてきたいろんな人に、素晴らしい舞台でいい姿を見せられてよかったという思いでした」
攻撃中心のスタイルを貫くSpread Wings>。彼らを止める難しさを相手チームの川嶋はこう説明する。
「グラウンダーのスピード、バウンドの高さなど、一球一球、微妙に異なるボールを投げてくる。うまくタイミングを外して投げてくるので、守っていても難しいんです」
声でもチームを盛り上げたセンターの曽我 【photo by X-1】
男子日本代表キャプテンでもある川嶋。予選会は不在だったため「今年は今回が最初で最後」と気合いを入れて臨んでいた 【photo by X-1】
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※本記事はパラサポWEBに2022年11月に掲載されたものです。
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