アジアツアーレポート【3】「2022 Jリーグアジアチャレンジinタイ」ピッチ外のイベント開催や普及活動も全力で!
【© KAWASAKI FRONTALE】
Jリーグを知ってもらい、日本のクラブを身近に感じてもらう
試合会場ブース内で飾られているチャナティップ選手のユニフォーム 【© KAWASAKI FRONTALE】
「Jリーグ アジアチャレンジ」は2017年から行われているJリーグ主導の国際プレシーズンマッチだが、3年ぶりの開催となる「2022 Jリーグアジアチャレンジinタイ」に川崎フロンターレが初参加することになった。タイでは年々Jリーグへの関心が高まっており、チャナティップが所属するフロンターレとしても現地で試合をするだけではなく、さまざまな活動を通してタイ人や在タイ日本人にJリーグを知ってもらい、日本のクラブを身近に感じてもらおうというテーマが掲げられた。
富士通タイランドサッカークリニックでチャナティップ選手がGKに? 【© KAWASAKI FRONTALE】
「在タイ日本大使館を通じて日本人学校とコンタクトをとらせていただき、学校側も快く受け入れてくださいました。サッカー教室で使っている荷物や備品を海外に持っていくのはなかなか大変でしたが、子どもたちがみんな笑顔で楽しんでくれているのが伝わりましたし、選手やスタッフと一緒にボールを蹴ることでサッカーを楽しんでもらえましたし、ボールを蹴った後にグループに分かれて会話の機会をもてたのも良かったと思っています」(斎藤)
日本人学校としても新型コロナウイルスの影響で長らく外部からの来訪者を控えていたこともあり、クラブの訪問を歓迎していただいた様子。子どもたちがグラウンドで走り回る姿を見て、学校職員の方々からも笑顔がこぼれていたのが印象的だった。
タイ日本人学校で子どもたちに大人気の車屋紳太郎先生 【© KAWASAKI FRONTALE】
「イベント開催や普及活動という点でも手応えを感じました」(斎藤)
けん玉チャレンジ。右はプロモーション担当の斎藤友登 【© KAWASAKI FRONTALE】
試合会場で開催されたキックターゲットも大人気 【© KAWASAKI FRONTALE】
「現地の皆さんにもすごく歓迎していただいて、最初からわかっていたのか事前に勉強してくれていたのか、選手の顔を見て子どもたちが駆け寄ってきてサインをねだったりしていました。目をキラキラさせながら選手やスタッフの話を聞いてくれましたし、一緒にボールを蹴ったりして、純粋にイベントを楽しんでくれているのが伝わりました。それにしてもチャナティップ人気は本当にすごかったですね。イベントが終わってもなかなか帰れませんでした」(斎藤)
午前中はイベントに参加し午後に選手は練習、スタッフはイベントや試合に向けた調整や下準備。大忙しのスケジュールだったが、その合間を縫って一部の選手やスタッフは滞在地の隣県のアユタヤ遺跡を見学。短時間ではあったものの、古都の壮大な歴史を肌で感じることができた。
アユタヤ遺跡での1枚(左から早坂勇希選手、五十嵐太陽選手、丹野研太選手、知念慶選手、山村和也選手) 【© KAWASAKI FRONTALE】
(文・麻生広郷)
選手・スタッフ全員でアユタヤ遺跡で記念写真 【© KAWASAKI FRONTALE】
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