【東京女子プロレス】EVE王者・山下実優が11・27後楽園での王座戦を前にミリーに敗退! プリプリ王者・坂崎はビリーと火花散らす!

東京女子プロレス
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【TJPW】

東京女子プロレスが11月20日、東京・新宿FACEで「TJPW AUTUMN TOUR '22」を開催。同27日の東京・後楽園ホールで組まれているプリンセス・オブ・プリンセス&EVE選手権のダブル前哨戦が行われたが、EVE王者の山下実優が挑戦者のミリー・マッケンジーに直接敗北を喫し、タイトル戦に向け不安をのぞかせた。プリプリ王者の坂崎ユカと“米国のJKレスラー”ビリー・スタークス(17歳)は火花を散らした。

今大会のオープニングで、11・27後楽園でのプリプリ&EVE両選手権の公開調印式が行われた。先の英国遠征でEVE王座を奪取した山下は「ミリーとはスペイン、英国、日本と短いスパンで3回連続で闘うのは私の経験のなかでも初めて。初防衛戦になるので東京女子のリング上で決着をつけたい」と話した。ミリーは「このEVEのベルトは、私のホームリングのベルトなので持ち帰らなければいけない。ミユウは私が闘ったなかでも最高の相手。今回も難しい勝負になるけど、私が勝って持ち帰ります」とキッパリ言い切った。

プリプリ王座戦で、ビリーのチャレンジを受ける坂崎は「今、アメリカ・インディーで最も勢いがあると言っても過言ではないので、目に入ってくるし、かわいいなと思って注目してました」と評価し、「初めてのコンタクトになるので思うように動かなかったり、考えていることが読めないので難しいけど、そういう部分でも楽しみ。好奇心しかない」とコメント。ビリーは「サカザキ選手の試合は見ているし、印象的だし、これだけすぐれた選手と闘えてうれしい」と笑みを見せた。

この日、坂崎と山下が珍しくタッグを組んで、ビリー、ミリー組と対戦。坂崎と山下はサンドウィッチ式サッカーキックをミリーに見舞うなど上々の連係。ミリーがドロップキック、ネックスクリューで山下を攻めれば、ビリーは坂崎にミドルキック連打、変型バックブリーカーで攻撃。坂崎もハイキック、ミサイルキックでビリーに反撃。山下はビリー、ミリーにミドルキック連発で攻め込んでいった。山下が捕らえたミリーめがけて、坂崎がミサイルキックを繰り出すと、山下がそのままジャーマンで投げ捨てる合体攻撃も見せた。しかし、ビリーが坂崎にトペを敢行して場外に完全排除。ミリーが山下にラリアットを放てば、山下はハイキックからSkull Kickを狙った。これを阻止したミリーはスピアから、腕取り式サイトースープレックスを決めて3カウントを奪い、前哨戦は挑戦者組が制した。

試合後、マイクを持ったミリーは英語で「また私が勝ったわね。日本が大好きすぎるので、また帰ってこれるように、後楽園では確実にチャンピオンになるわ」とベルト奪取宣言。山下は「次は絶対負けません。絶対に倒します」と応じ、坂崎はビリーに「ネクスト・スーンマッチ・エキサイティング」と投げ掛けた。

ミリーはバックステージに戻っても、「ヤマシタを倒すって言ったでしょ。彼女のホームで倒せたし、次のタイトルマッチでも私たちが同じ結果を見せます」と自信たっぷり。17歳とは思えぬ堂々たる戦いぶりを見せたビリーは「あの小さな体から、ものすごいエネルギーをサカザキから感じた。正直圧倒されたけど、来週の後楽園で私が勝つという結果に揺るぎはない。試合前と今を比べたら、彼女のことをよく知ることができたのでタイトルマッチは大丈夫」とこちらも自信のほどを垣間見せた。

一方、敗れた山下は「結果的に自分がやられて悔しい。ジャーマンを食らうと動けなくなるので、そのすきに攻め込まれてやられてしまったので、もっともっと蹴りでね。スパンが短いので見破られていた部分もあるので、時間はないけど焦らず勝てるようにやりたい。まだまだ出してない部分があるので負けずに倒していきたい」と気を引き締めていた。坂崎は「日本に来て結果を残そうとしているからエネルギーもすごいし、ここにかけている部分がすごくて。次の後楽園でお互いタイトルマッチあるけど、やることやって、東京女子のプライドを賭けて!」と意気込んだ。

「勝つという結果以外は許されない」とタイトル奪還を誓ったミリー(右) 【TJPW】

これが初来日となるビリー(右)は「こんな優れた選手と闘えて嬉しい」 【TJPW】

坂崎の魔法少女スプラッシュをスワントーンボムでカットするビリー 【TJPW】

ミリーはSkull Kickを察知してブロックに成功 【TJPW】

腕取り式サイトースープレックスでミリーが山下を直接ピンフォール 【TJPW】

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著者プロフィール

東京女子プロレスは2012年に設立された新進気鋭の女子プロレス団体です。翌年12月、東京・北沢タウンホールにて旗揚げ戦を開催。プロレスの試合+選手らによるライブで構成される独自路線の興行で人気を博し、16年に後楽園ホール、19年に大田区総合体育館、20年にTOKYO DOME CITY HALL、22年3月に両国国技館に初進出。所属+レギュラー参戦選手は22名。SKE48の荒井優希やTikTokフォロワー90万越えの長野じゅりあも参戦しています。

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