世界トランポリン女子団体銅メダル獲得
世界トランポリンでの手ごたえ
一方,オリンピックとしてその種目は行われない団体戦だが,女子が3大会連続でメダルを獲得した点は高く評価される。体操競技と同じように,基本,トランポリンは個人競技である。とにかく勝利するためには自分自身を高めるしか方法はない。しっかり自分と向き合い,時には折れそうになった心も自分で立ち上がっていかなければならない。しかし,その孤独な闘いを団体戦は支えてくれる力がある。チームの中でミスした選手がいたとしても個人戦での失敗より数倍,次の成長を強く思い描くし,何よりも結果が出た時に喜びを共有する仲間の存在が財産となる。今回は女子にだけでなく,最後に男子個人で銅メダル獲得を達成した石川の後押しにもなったと思う。改めて個人競技における団体戦の価値を感じるきっかけとなった。
是非,注目してもらいたい。
(日本体操協会/遠藤幸一)
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