カラバオカップ3回戦でマンチェスター・シティはチェルシーと対戦。リーグ戦を挟んだミッドウィーク開催ということもあって、シティの布陣には若手のアルバレスやゴメス、そしてルイスといった面々がスタメンで起用された。

　序盤から主導権を握ったのはシティ。細かいパスでボールを前進させ、この日左ウイングで先発となったジャック・グリーリッシュが攻撃の軸となり、チェルシーのゴールに迫った。

　対するチェルシーは、13分に右サイドルーベン・ロフタス＝チークの強引な突破から、最後はボックス内でクリスティアン・プリシッチがフィニッシュ。しかしこれはうまくボールと足が合わず、この日ゴールマウスを任されたオルテガが好セーブを見せて失点を防いだ。

　一進一退の攻防を続けた両チームだったが、前半は0-0で折り返す。迎えた後半8分、ペナルティエリア手前の中央でFKを得ると、キッカーのマフレズの左足のシュートが直接ネットに突き刺さりマンチェスター・シティが先制に成功した。

　さらにわずか5分後には、パルマーとグリーリッシュの2人で一気に前線まで運ぶと、アルバレスの素晴らしいサイドチェンジから最後はマフレズがフィニッシュ。チェルシーのメンディがセーブするも、走り込んでいたアルバレスが押し込み、リードを2点差に広げた。

　点差を縮めたいチェルシーはメイソン・マウントらを投入するが、この日好調のオルテガが好セーブを連発し、チェルシーの反撃の芽を摘み取る。その後スコアは動かず2-0でシティが勝利。カラバオカップの4回戦に駒を進めている。