【コスモヘルスカップ/1R】首位平野智行は1つイーグルから後半を6アンダーとする

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コスモヘルスカップ シニアゴルフトーナメント2022 第1ラウンド


 平野智行(53)が、後半4番のイーグルをきっかけにバーディー攻勢で6アンダー66をマークし、首位に立った。2打差で6試合連続優勝を狙うプラヤド・マークセン(56)と深堀圭一郎(54)が並んでいる。3年ぶりにシニアツアーに出場の丸山茂樹(53)は2アンダーで8位と好スタートを切った

 1発のイーグルが、ガラリとゴルフを変える。平野にとってはそんな日になった。

 インスタートで「前半は風が吹いていて他は伸びていなかったから、我慢していこうと思った」と、1バーディー、1ボギーのイーブンで折り返した。アウトに折り返して4番パー5で「確変しました」と笑う。
 第2打は「5番ウッドの距離だったんですけど、今日は5番ウッドを抜いて54度(サンドウエッジ)を入れていまして…。3番ウッドで奥でもいいかと思って打ったらうまく土手に当たって5メートルについたんです。ナイスイーグルでした」。

 そこから快進撃が始まった。
 
 5番で2.5メートル、6番で1メートルにつけた。7番ではピン右下7メートルを入れた。3連続バーディーで首位に立った。最終9番で「きょう初めて54度の出番になった」という第2打を5メートルにつけてバーディーフィニッシュ。2位に2打差をつけた。
 
 「後半は出来過ぎですよね」と笑う。

 同組の森田が「今日はキャディーのおかげだよ」と声をかけた。平野にとってエースキャディーの復帰が功を奏した。昨年の日本シニアオープンから美紀枝夫人がキャディーを務めている。最近はぎっくり腰もあってやってもらえなかった」という。

 3試合ぶりに復帰したのが「気持ちの安定」につながり「奥さんのおかげです」とお礼の言葉もでた。

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 先週の福岡シニアはウエイティングで待機していたが出場できなかった。賞金ランクは53位まで落ちた。

 「下手すると 12 月の予選会から行かないといけなくなりそうなので、そこを考えないで 3位内という願望できた」という。

 「調子に乗っちゃうんですよ。この前のコマツもアマチュアみたいな崩れ方して、佐世保も初日良くて 最終日ずるずる落ちて。スコアがいいと毎回やらかしちゃう」と、悪い癖に苦笑いする。
 
 でも、明日は頑張り時では?

 「マークセンとはレベルが違うので、5 打差あっても怪しいなと。自分以外の実力者にストップ・ザ・マークセンを期待してください。僕は初心者です、初心者マークを明日付けようかな」と笑った。
 
 シニア3年目。シニア入り直前に左肩腱板を損傷し、今も左肩の動きが制限されている。

 「(トップが低い)マークセンよりも下にしか上がらない」というバックスイングだが、スコアでは上を目指したい。

 (オフィシャルライター・赤坂厚)

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