公式戦3連戦の2試合目、STVVは、敵地に乗り込み、クラブ・ブルージュとのベルギーリーグ第13節に挑む。今節はチャンピオンズ・リーグでベスト16進出を決めたばかりの王者クラブ・ブルージュと対戦。目標のPO進出へ向け、上位に食い下がりたい一戦となる。

ホームにシャルルロワを迎えた前節。STVVは、13分に香川選手がオリンピックゴール（CKから直接弾）を決め、幸先良く先制。前半は相手にシュートを許さずに、1点リードで試合を進めると、70分にボヤ選手が相手のミスを突き、ゴールネットを揺らし、2対0に。90＋2分に、自陣のミスから失点を喫すも、リードも守り切り、2対1で勝利。シャルルロワを抜き、10位に浮上し、PO圏内まで勝点3差に迫った。試合翌日には、ファンデーが行われ、約1000人が来場し、ファンだけでなく、選手たちからも笑顔が溢れたイベントでリフレッシュした選手たちは、アウェーで強豪に挑む。

このまま突き進んでいきたい今節。相手はリーグ3位のクラブ・ブルージュ。昨季の直接対決では、はホームで1対2、アウェーでは2対0で敗れている。2018/2019シーズン以来、勝点を取れていない相手だが、「結果を勝ち取るために、敵地に行く。クラブ・ブルージュが得意としていない、走り切り、全力で戦うチームとして、ピッチに入りたい」と話したホラーバッハ監督。今季からカール・フーフケンス監督の下、ゴールへ向かう力強さを前面に押し出しているクラブ・ブルージュ。アトレティコ・マドリード、FCポルト、レヴァークーゼンと同組のチャンピオンズ・リーグでも3勝1分で既にグループリーグ突破を果たしており、勢いに乗っている。その中でポイントとなっているのが、バルセロナBから今季加入したフェラン・ジュグラ。彼にボールを触らさせないことが、勝つためには必要になる。STVVとしては、キックオフから集中を切らさず、相手の隙を突き、決定機を決め切ることで、勝利を掴み取りたい。

今節は、平日のナイトゲーム、さらにはシント＝トロイデンから約2時間かかる遠方のアウェイという難しい環境ではあるが、中3日のアウェー。チーム一丸となり、44試合ぶりに敵地でクラブ・ブルージュを倒したい。