前節から中7日。STVVは、敵地に乗り込み、ベルギーリーグ第9節・ズルテ・ワレヘム戦に臨む。

スタンダール・リエージュ戦は前半の2失点が響き、惜しくも1-2で敗れてしまったが、途中から試合に入ったコイタ選手とブルーノ選手が好プレーでチームを活性化させるなど、敗戦の中にも多くの収穫を手にしたSTVV。「ボール支配率、枠内シュートの数で上回っていたが、ゴールを奪えなかったことが要因。このレベルでは、自陣エリア内で失点に関与するミスをしてしまうと自分たちの首を絞めてしまう。この試合は、ボックス内での効率の良さが勝負を分けた」とホラーバッハ監督は分析した。試合後に橋岡選手は、「連敗は避ける必要があるので、負けた次の試合で勝点3を取れるように良い準備をしていきたい」とズルテでの試合に向けて意気込んだ。

今節の相手、ズルテ・ワレヘムは開幕以来勝ち星から遠ざかっており、17位と降格圏に沈んでいる。ここまでリーグ戦8試合を戦い、1勝2分5敗、7得点、15失点と、守備に大きな課題を抱えている。STVVとしては、守備では、エースのボッセン選手への対応と、前線からの連動したプレスが重要になる。攻撃では、今シーズンリーグトップのクロス回数（159）とクロス成功回数（43）を記録しているサイド攻撃から先制点を奪い、試合を優位に進めていきたい。

現在、STVVは勝点10で11位に位置している。ここからさらに勢いを付け、PO圏内へ食い込んでいくためには、何よりアウェーでの勝点3が必須。今節のズルテ・ワレヘム戦、次節のオイペン戦は、順位を上げるためにも非常に重要な2試合になる。まずは敵地に乗り込む今節、「戦う姿勢とアグレッシブさを明日はピッチ上で見たい。勝ち点3を持ち帰りたいし、勝つために全力を尽くしたい」と前日記者会見を締めくくったホラーバッハ監督。両チームにとって大事な一戦で勝ちを積み上げ、良い状態で代表ウィークに突入したい。