【PICKUP PLAYER】 梅木翼選手「進化するFWが見せるシュートへの誇りとこだわり」

レノファ山口FC
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【RENOFA YAMAGUCHI FC】

結果が求められるFW陣で存在感を増してきているのが49.梅木翼選手です。前節はカウンターのシチュエーションで左サイドを駆け上がり、クロスボールで19.沼田駿也選手の決勝点をアシスト。2節前の横浜FC戦では貴重な追撃点を決めました。

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梅木選手は「ゴール前に入って行く回数を増やすことと、シュートまでのイメージを常に持ち続けることが大事。あとは大胆に足を振ることが必要だと思っています」と話し、今シーズンの残り全ての試合でのゴールを誓います。

プレーヤーとしては身長があってターゲットになり、ストライカーとしても、クロッサーとしても能力を発揮できる万能型のFWと言えるでしょう。今シーズンは開幕戦で途中出場しましたが、その後は負傷のために離脱。7月に戦列復帰すると、今はほとんどの試合でピッチに立っています。

【RENOFA YAMAGUCHI FC】

プレーヤーとしては身長があってターゲットになり、ストライカーとしても、クロッサーとしても能力を発揮できる万能型のFWと言えるでしょう。今シーズンは開幕戦で途中出場しましたが、その後は負傷のために離脱。7月に戦列復帰すると、今はほとんどの試合でピッチに立っています。

多彩さは十分に発揮していますが、特に意識しているのが「ナツさん(名塚善寛監督)からも言われている」というシュートへの積極性とクオリティーです。

これらはさらに成長できる点でもあり、名塚監督は「プロになって遠慮するような部分があったのかなと思いますが、ストライカーは我を出していかないことには勝ち残れません」と指摘し、次のように奮起を促します。

「貪欲にゴールを目指してほしいです。収めるところやシュートテクニックをもっと磨いていかないことには生き残れないですが、彼は彼なりに一生懸命にサッカーに向き合って、チームのためにやってくれています。そこは続けてほしいです」

課題点は梅木選手も自認。克服と成長に向けて取り組んでいる練習でのこだわりを、オンラインで行われた共同取材で明かしています。

【RENOFA YAMAGUCHI FC】

「練習で意識して取り組んできたのは1本目のシュートを枠に飛ばすことです。試合でもそんなに多くシュートチャンスが来るわけではないので、どんな練習でもまずは1本目を確実に決めきることは意識して取り組んでいます」

それが一つの形になったのが横浜FC戦のゴールです。梅木選手は右サイドからのクロスボールに反応すると、二人のDFを背負ってゴール前にポジショニング。混戦になって相手の反応が遅れる中、梅木選手はこぼれ球を拾って迷わずゴールに振り抜きました。

ゴール至近だったとはいえ、焦りがあればGKに当ててしまいかねない場面でした。ポジショニングの良さや駆け引きの上手さに加え、「確実に決めきる」という練習の成果を発揮し、チームに勢いをもたらすゴールを奪取しています。

【RENOFA YAMAGUCHI FC】

さらに成岡輝瑠選手のゴールシーンでも競り合いを制したり、前節は梅木選手がシュートを放ったわけではありませんが、前に行こうというアグレッシブさが決勝点のチャンスを引き寄せました。

今節のツエーゲン金沢戦は相手から厳しいチェックを受けるのは避けられません。しかし、梅木選手は競り合いの強さを生かしてボールを収められるシーンは多々あるでしょう。それでも梅木選手が足を振れるシュートチャンスは、片手で数えられるくらいかもしれません。まさに、ワンチャンスを決めきる大胆さと確実性が物を言う試合です。

「細かいところからもっともっとこだわり、毎試合、自分が取る気持ちでプレーしていきたい」と熱を込め、プライドを懸けて放つ魂のワンショット。維新みらいふスタジアムを湧かせ、2連勝を呼び込もうとする梅木翼選手の一振りに注目です。

【RENOFA YAMAGUCHI FC】

プロフィール

梅木翼(うめきつばさ)
1998年11月24日生まれ、23歳。島根県出身。サンフレッチェくにびきFCなどを経て、立正大淞南高で中心選手としてプレー。ケガで長期離脱し、福岡大進学後もしばらくは試合に絡めなかったが、復帰後はフィジカルを生かしてFWとして活躍。2020年にレノファのJFA・Jリーグ特別指定選手となりJリーグ戦に出場、2021年から正式にレノファのメンバーとなった。183cm、75kg。
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著者プロフィール

レノファ山口FCは、山口県民が 「夢・感動・元気」 を共有できるクラブ、 山口県の選手を中心とし、山口県民に広く愛されるクラブを理念として2006年に誕生しました。 レノファ山口FCの名称は、「renovation(維新)」の頭文字レノと「fight(戦う)」や「fine(元気)」のファを合わせて「RENOFA YAMAGUCHI FC(レノファ山口FC)」となりました。 歴史に名を残した山口県の先人たちのように、日本のサッカー界にもその名を刻んでほしいと願い命名されました。

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