秋田ノーザンハピネッツの公式ファンクラブ「クラブハピネッツ」にて公開されているテキストコンテンツの一部をスポーツナビにて紹介！今回は選手が「恩師」を振り返る「Dear」の第4回、大浦颯太選手が広陵高校のバスケ部監督を務めていた瀧口貴夫さんを振り返ります。

ー広陵高校を卒業後、大浦選手は日本体育大学へ進学しました。

その頃の僕は、大学でハードにバスケに取り組むつもりはありませんでした。それで、大学バスケは関西の方が関東ほどハードではないと聞いていたので、先に関西の大学を受けました。ただバスケをするのならば、関西の大学でもいいなと思ったんです。でも、関西の大学は落ちてしまって、同時に推薦をいただいていた日体大に入学しました。

実は、僕自身は関西の大学に落ちた後にどこに行くか決めていなかったんです。その時、瀧口先生に「関西の大学には行くな」と言われました。その言葉で、日体大に決めたんです。

ー関西の大学に進学していたら、Bリーガー・大浦颯太は生まれなかったかもしれません。

いま振り返れば、あの時の瀧口先生の言葉は「バスケットで生きていけ」ということだったのかなと思います。「関東に行って、バスケットで頑張るしかないよ」って。

日体大への進学を決めてからは、関東はバスケレベルが高いと言われているけれど実際に行ってみないと本当かどうか分からないし、自分がどんなレベルにいるのかも分からないから行ってみる、そんな気持ちでした。

インタビュー・文：石川歩

◆選手プロフィール
名前 大浦颯太（おおうら そうた）
ポジション PG（ポイントガード）
身長／体重 182cm / 76kg
生年月日 1997年12月23日
出身地 広島県
経歴 広陵高等学校 → 日本体育大学→ 秋田ノーザンハピネッツ（2020-）
※2020年2月、日本体育大学4年次に入団。