「ブラインドサッカーワールドグランプリ in フランス」 3日目結果 〜日本は3-0でルーマニアに勝利〜

【特定非営利活動法人 日本ブラインドサッカー協会】

現地時間2022年8月30日(火)、「ブラインドサッカーワールドグランプリ in フランス」の3日目が行われました。第1試合は、3-0で日本がルーマニアに勝利しました。また、今大会で日本代表に初選出された平林太一選手がスタメン出場し、日本代表戦初出場を果たしました。第2試合は、4-1でブラジルがフランスに勝利しました。日本代表チームの次戦は、大会4日目の対ブラジル戦で、日本時間9月1日(木)23:30キックオフです。

8/30(火)試合結果

第1試合:日本 3–0 ルーマニア
<得点者>
・川村怜(背番号10・日本):第1ピリオド12分、第2ピリオド4分
・黒田智成(背番号5・日本):第2ピリオド11分
<日本のスタメン>川村怜、田中章仁、園部優月、平林太一、泉健也
<ベンチ入りメンバー>川村怜、佐々木ロベルト泉、黒田智成、田中章仁、佐々木康裕、園部優月、鳥居健人、平林太一、泉健也、神山昌士
<アーカイブ映像>https://www.youtube.com/watch?v=IQrMwsUIEbg

第2試合:フランス 1-4 ブラジル
<得点者>
・Maicon Junior Dos Santos Mendes(背番号10・ブラジル):第1ピリオド11分、第2ピリオド9分
・Samir Santana Da Silva(背番号4・ブラジル):第1ピリオド11分
・Rayna Oliveira Sousa(背番号7・ブラジル):第2ピリオド14分
・Fablice Morgado(背番号8・フランス):第2ピリオド15分
<アーカイブ映像>https://www.youtube.com/watch?v=kjK5kx_jpJY

●川村怜選手コメント
まず勝ち点3をしっかり取れたことは嬉しいが、チームとして点を取れるチャンスがたくさんあったので、もっと得点を取りたかった。個人として2得点したことについては、最低限の結果だと思っているが、チームの今大会の初ゴールを決めることができたこと、そしてチームが苦しい局面を自分の得点で切り開けたことは嬉しい。もっと早い段階で決めて、もっとチームを救える存在になっていきたい。
本日日本代表戦に初出場した平林選手は、小学生の頃から知っている選手なので、同じピッチで日本代表として戦えたことは、とても嬉しかった。もっと経験を積んで、日本の勝利を導ける選手になっていってほしいと思う。
次戦のブラジルは今回若手中心のチームですが、3戦戦って勢いに乗ってきているチームなので、お互いにベストな状態で戦った上で、良い結果を得たい。決勝に行くために、しっかりと勝ち点を積み上げていき、最後に決勝戦で今大会の優勝を決めるゴールを決め、勝利を届けられるよう頑張りたい。

●黒田智成選手コメント
チームとしては、無失点で、得点を重ねて勝つことができて、ほっとしている。個人としては、引いたディフェンスの中で、自分の得意なかたちではなく、相手ディフェンスの隙間を見ながら仕掛けることが出来たことが良かった。ただ、チャンスで決めきれなかったところも何本かあったので、そこを確実に決めていかないといけないと思っている。
平林選手は、思い切りプレー出来ていたことは素晴らしいと思う。もっと国際大会の経験を積み、相手にとって嫌なプレーを選択していけると、さらに日本代表チームの武器になっていくと思う。
次戦のブラジルは若手中心のチームではあるが、スピード・技術ある選手たちなので、日本はしっかりと引いて守るのではなく、良い守備から良い攻撃ができるように、気持ちの面でもプレーの面でも引いて相手を迎えるのではなく、アグレッシブに前からプレスかけていくということをやれると良い。

●平林太一選手コメント
チームとしては3-0という結果で、さまざまなことを試しながら勝てたと思うので、次につながる勝ち方ができたと思う。個人としては、初戦のドイツ戦では出場機会が無く悔しかったので、今日日本代表として初めで試合に出場することが出来て、スタートラインに立った気持ち。ただまだ結果も出せておらず、チームへの貢献も出来たとはいえないと感じている。結果を出し、チームへの貢献が出来て初めて、同じ土俵に立てると思うので、今日の経験を活かし、もっとチームに貢献できる選手になれたらと考えている。ここに至るまで、これまで多くの方に関わってきてもらったと感じており、その関わってきてくれた人たちの存在全てが今の自分に繋がっていると思うので、そこは忘れずに、今後も色々な人と関わりながら、経験を積んでいきたいと考えている。
また今日はピッチの中ではあまり緊張せずプレーが出来た。プレーしていく中で、段々と落ち着いてきたが、最初は勝負を焦りすぎてしまった。経験不足からくる部分もあったと思うので、今後はもう少し焦らずに、いけるときにいくという余裕を持って、平常心を保っていつもの自分のスタイルを思い出して、思い切ってできたら良いと思っている。次戦の相手、ブラジルと戦うのは、個人としては初めて。今回は若手中心のチームとはいえ、ブラサカといえばブラジルが強豪なので、どのようなプレーをするのか自分自身の学びにも繋げつつ、今日に続いて勝つことを目標に、得点もそうですが、それ以外の部分でもチームに貢献できるよう頑張りたい。

星取表・予選総当たり

【特定非営利活動法人 日本ブラインドサッカー協会】

大会概要

・大会名:ブラインドサッカーワールドグランプリ in フランス
・開催日:2022年8月28日(日)〜9月3日(土)
・開催地:フランス・シルティカイム
・出場国:ブラジル(世界ランキング3位)、日本(同4位)、フランス(同8位)、ルーマニア(同19位)、ドイツ(同30位)
・試合スケジュール:https://www.b-soccer.jp/news/19310-20220809
・YouTubeライブ配信アカウント:https://www.youtube.com/channel/UC-bLInM8480n–uFzsj1Daw/featured
・日本代表派遣選手、スタッフ:https://www.b-soccer.jp/news/19351-pr220812_wgpfrance_member
・大会情報:https://www.facebook.com/people/WORLD-GRAND-PRIX-France/100083006972482/

過去の対戦戦績

<ブラジル>
・2002国際視覚障害者サッカートーナメント (●0-7)
・IBSA ブラインドサッカー世界選手権 2006 グループリーグ (●0-7)
・第3回IBSA視覚障害者スポーツ世界大会 1次リーグ(2007年) (●0-4)
・さいたま市ノーマライゼーションカップ2013 (●1-2)
・インターナショナルフレンドリーマッチ2014 (●0-4)
・V International Challenge of Blind Football グループリーグ(2016年) (●0-5)
・さいたま市ノーマライゼーションカップ2017 (●1-4)
・南米遠征(2018年) (●0-4/△0-0)
・遠野市遠征(2019年) (●0-1/●0-2)
・東京2020パラリンピック競技大会 予選リーグ (●0-4)

<フランス>
・IBSA ブラインドサッカー世界選手権 2006 グループリーグ (△1-1)
・ヨーロッパ遠征(2013年) (△0-0/●0-1)
・4カ国対抗国際親善大会(2014年) (△0-0)
・IBSA ブラインドサッカー世界選手権 2014 グループリーグ (△1-1)
・IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2018 5位決定戦 (○1-0)
・Santen IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2021 in 品川 予選リーグ (○1-0)
・東京2020パラリンピック競技大会 予選リーグ (○4-0)

<ルーマニア>
・第2回ブラインドサッカー アンカラカップ(2019年) (○6-0)

<ドイツ>
・Nations'Cup Leipzig 2016 (△1-1/○2-1/○1-0)
・IBSA ブラインドサッカー世界選手権 2014 5位トーナメント (○1-0)
・さいたま市ノーマライゼーションカップ2014 (●0-3)
・Blindenfreunde Cup(2022年) (△1-1)

参考資料

・競技規則:https://www.b-soccer.jp/news/18596-20220512-2
・日本代表強化指定選手、スタッフ一覧:https://www.b-soccer.jp/national_team/japan_man
・過去の戦績:https://www.b-soccer.jp/national_team/japan_man_matchdata
・世界ランキング:https://blindfootball.sport/results-and-rankings/world-rankings/
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著者プロフィール

日本ブラインドサッカー協会(JBFA)は、「ブラインドサッカーを通じて、視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会を実現する」というビジョンを掲げています。そのために、日本代表チームの強化はもちろん、視覚障がい児が運動に親しむ機会の創出、ブラサカ体験を通じて多様性や障がいについて理解を深めてもらう活動など、様々な事業を展開しています。また、国際的な障がい者スポーツ団体や国内の他の障がい者スポーツ団体とも連携し、国内外の障がい者スポーツの発展、ダイバーシティの推進に努めています。

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