大邱FC、全北現代との同国対決で敗れACLベスト8入りならず。「再び立ち上がる力を得た」と指揮官

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【写真=韓国プロサッカー連盟】

8月18日、日本の浦和駒場スタジアムでAFCチャンピオンズリーグ(以下、ACL)決勝トーナメント1回戦の大邱(テグ)FC対全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースが行われ、全北現代が2-1で勝利した。

Kリーグ1で直近4連敗の不振に陥り、アレシャンドレ・ガマ前監督の辞任によってチェ・ウォングォン監督代行体制で試合に臨んだ大邱FC。

試合は後半1分、全北現代に先制を許すも、同10分にゼカのゴールで同点に追いつき延長戦に持ち込む。延長戦でも粘り強い守備を見せた大邱FCだったが、PK戦突入直前の延長後半アディショナルタイムに全北現代の勝ち越し弾を喫し敗戦。

これで、名古屋グランパスに2-4で敗れた昨季に続き、2シーズン連続での決勝トーナメント1回戦敗退となった。

試合後の記者会見にはチェ・ウォングォン監督代行が出席した。大邱FCの会見の一問一答は以下の通り。

同点ゴールを決めたゼカ 【写真=韓国プロサッカー連盟】

―今日の試合を振り返り。

「勝つために試合を戦ったし、勝てるという気持ちですべての選手が試合に臨んでくれた。実際、我々が勝つこともできた試合だった。選手層も非常に薄く、負傷者もいる状態のなか、120分間走り抜いてくれた選手たちに感謝している。勝つことはできなかったが、今回の試合を通じてもう一度立ち上がる力が得られたと思う」

―監督デビュー戦となった。今回の試合が自身の人生、また指導者生活においてどのように役に立つのか。

「負担があったのは事実だ。大きな試合だったのでとてつもないプレッシャーがあったが、この経験を通じて私が得られたことがとても多かった。勝つことができればより良かったが、敗戦を通じて得たものが多かったので、我々が成長できる試合になればと思う。監督の立場として準備をしてきたので、今回の試合を準備するにあたって大きな難しさはなかった。しかし、私がまだ能力が足りないので、選手たちの大きな助けになれなかったことが残念に思う」

―試合後、選手たちにはどんな言葉を伝えたのか。

「全北現代相手に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたと思うし、選手たちには称賛と激励をしてあげたい。むしろ、私の能力不足を選手たちに謝らなければならない。今日のようなパフォーマンスよりさらに良いパフォーマンスを見せてこそ、リーグ戦でも持ち直すことができると思う」

―延長戦前に負傷交代したチョン・テウクの状態はどうか。また、リーグ戦に向けた覚悟は。

「チョン・テウクはチームになくてはならない重要な選手であり、彼の役割を担える選手は多くない。筋肉の状態は治療を受けてチェックしてみなければわからないが、大きな負傷でないことを願っている。ただ、チョン・テウクがいなくてもチームには大切な選手たちがいるので、バックアップの選手をしっかり準備させ、大邱FCができるプレーを見せられるように準備する」

チェ・ウォングォン監督代行 【写真=韓国プロサッカー連盟】

【翻訳・編集=ピッチコミュニケーションズ】
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著者プロフィール

アジア初のプロサッカーリーグとして1983年に創設。現在はKリーグ1(1部リーグ/12クラブ)、Kリーグ2(2部リーグ/13クラブ)で構成。 最新ニュースはもちろん、ACL出場クラブや日本人選手たちの活躍なども紹介していきます。

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