FCケルン|シャルケに3-1で勝利 (ブンデスリーガ第1節)

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ブンデスリーガ開幕戦で昇格組のシャルケに3発快勝!

 ブンデスリーガの開幕戦。昨シーズン6位だったケルンは、オープンカードで昨シーズンブンデスリーガ2部から昇格してきたシャルケと対戦した。

 ケルンは先週のDFBポカールの初戦でPK戦の末にまさかの敗退を喫し、シーズンの出鼻を挫かれたところであった。さらに試合が始まる直前に昨シーズンチーム内得点王のアンソニー・モデストがライバルのドルトムントへの移籍に合意したとの発表があり、先行きが不安な中で開幕戦を迎えた。

 試合は序盤は昇格してきたばかりのシャルケの勢いに押される。10分にシャルケのロドリゴ・サラサールが右サイドのエリア外から強烈なシュートを放ちネットを揺らしたが、その後すぐにVARが介入し、吉田麻也がGKマーヴィン・シュベーべの視界を妨げていると判断され、ゴールは取り消しになった。

 なんとか失点を逃れたケルンは、この日モデストの代役を務めたフロリアン・ディーツが存在感を発揮し、攻撃のリズムを掴み始める。すると、30分経過したところで、ドミニク・ドレクスラーがヨナス・ヘクターへ危険なタックルをしたと判断され、レッドカードによる一発退場の処分を受ける。

 人数優位になったケルンは、前半はスコアレスで折り返したが、後半に先制点を奪うまでさほど時間はかからなかった。後半6分に、リュビチッチからエリア内でボールを受け取ったヘクターが中央にボールを供給し、それに反応したDFのキリアンが押し込んでついに均衡を破った。

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 勢いに乗ったケルンは62分に相手ゴールキーパーが味方のディフェンダーと交錯している間に、カインツが無人のゴール流し込み2-0のリードを奪う。

 その後シャルケに1点を返され詰め寄られるが、この日絶好調だったリュビチッチが、途中交代で入ったアダミヤンのクロスに反応して、試合を決定づける3点目を決めた。

 試合はこのままケルンが3-1で勝利。カップ戦の敗退を見事に払拭する素晴らしいブンデスリーガの船出となった。

ゴール
1-0 ケルン:キリアン(51分)
2-0 ケルン:カインツ(63分)
2-1 シャルケ:ビュルター(76分)
3-1 ケルン:リュビチッチ(78分)
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著者プロフィール

1.FCケルンは1948年に設立された、ドイツ西部の大都市ケルンに本拠地を置くサッカークラブで、ブンデスリーガに所属しています。1963年に発足したドイツ・ブンデスリーガの初代王者であり、日本人海外移籍の先駆者である奥寺康彦が所属していた頃には2度目のリーグ優勝を成し遂げました。また近年では、槙野智章や鄭大世、大迫勇也も所属していました。

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