【選手が選手を紹介!河村慶人→橋本陸斗】「陸斗は良い意味でも悪い意味でも“自分”が強いバケモノ」「自分の考えをしっかり持つ。だから尾崎豊が心に響く」

東京ヴェルディ
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【©︎TOKYO VERDY】

選手が明かすチームメイトの素顔『PLAYER INTRODUCTION』

東京ヴェルディ公式マッチデイプログラム内で好評の、緑の戦士たちによるリレー形式の“他己紹介”企画。プレーヤーとしての特長はもちろん、チームメイトだからこそ知っている選手の素顔に迫ります。河村慶人選手が語る橋本陸斗選手の素顔とは・・?

河村慶人が語る橋本陸斗

陸斗は『The・高校生』という感じ。僕は完全に“教育係”

ボニさんからも「陸斗のことを頼みます!」と言われたので、橋本陸斗を紹介します。たぶん、ヴェルディの中では僕が一番陸斗と関わりがあると思います。というのも、あいつはまだ17歳なので、車を運転できないんですよ。なので、家まで送ってあげることがけっこうあって、一緒にいる時間がすごく長いんです。

とにかくあいつは、良い意味でも悪い意味でも、自分が強いですよね。あんな高校生初めて見ましたよ! ある意味、バケモノです(笑)。良い意味だと、自分をしっかり持っていて、自分のプレーをどんどん出してアピールしていこうという気持ちがめちゃめちゃ強い。でも我が強すぎて、誰かに何か言われると不貞腐れてしまうところがあるんですよね。もう、『The・高校生』という感じです(笑)

そうなっちゃうと、「なんだよ」みたいな感じになって、イライラして、相手にプレスをかけに行く時もファウルっぽい感じになってしまう。まだ高校生なので難しいとは思うのですが、もっと感情のコントロールができれば、プレーももっと良くなるんじゃないかなと思うんですけどね。どうしても感情が顔や態度に出てしまうので、せめてもうちょっと上手いこと隠せるようになったらいいのになぁと思いますね。

もちろん、今言ったようなことは、他のみんなも事あるごとに本人に言っていますが、あいつも感情的になりすぎると、たまに聞かないことがあるんですよね。そんな時は、2人になった時にしっかり話すようにしています。陸斗って、練習とかで上手くいかなかったら、車の中でも静かになるんですよ。上手くいった時は、もうめっちゃうるさいくせに(笑)。めちゃくちゃ分かりやすいんですよ。なので、静かな時は、ちょっと寄り添って、陸斗の気持ちも考えながら話すようにしています。それでも、「俺は俺のやり方でいく」みたいな時もありますが、いつか僕やチームのみんなが言っていることが理解できる日が来ると信じて、これからも言い続けていきたいと思います。もう、完全に“教育係”ですね。

陸斗の指導は僕に任せてください! もし、「陸斗、大人になったな〜」と感じた時は、僕の努力も少しだけ感じてもらえたらなと思います(笑)

橋本陸斗選手 【©︎TOKYO VERDY】

一緒にいる時間が長い分、“阿吽の呼吸”はできていると思う

一方でサッカー面に関しては、10代にしてあのスピードとフィジカルは、他の同世代には絶対にないレベル。プラス、陸斗はドリブルも得意だと思うので、スピードを生かしたプレーをどんどん披露してアシストできる選手になれば、もっともっと伸びると思う。これからも自分の特長に自信を持って、思う存分良さを生かしてプレーしてほしいなと思います。

陸斗とはポジション的にも関わることが多いので、一緒にやっていてすごく楽しいです。あいつがクロスを上げるタイミングも分かりますし、僕は中に入ってクロスに合わせるタイプなので、陸斗には練習中から「絶対に中にいるからクロスを上げてこい。絶対に合わせるから」と言っています。まだ“これ”といった2人のパターンはないですが、一緒にいる時間が長い分、自然と“阿吽の呼吸”みたいなものはできていると思いますし、これからさらにコミュニケーションは深まっていくので、2人にしかできない連係もできてくると思います。みなさんにも、ぜひ2人のホットラインに期待して見ていただきたいです。

車の中で大熱唱してもいいから窓は開けるな!(笑)

最後に質問とメッセージですね。質問は、ずっと思っているんだけど聞いたことがなかったのでこの場で聞きます。「なぜそんなに尾崎豊が好きなんですか?」。あいつ、世代が全然違うのにめっちゃ好きなんですよ。僕の車に乗っている時も、「尾崎がいい! 尾崎流せよ!」とずっと言ってるぐらい。僕も気が強いので、自分の好きなEXILEとかをかけて譲りませんが(笑)

しかもあいつ、自分の知っている曲が流れると、窓を開けて大熱唱するんですよ。恥ずかしい! なので、「歌ってもいいから窓開けるな!」って、それも注意してます(笑)。あれだけ好きなのにはきっと理由があると思うので、ぜひ知りたいです。

陸斗。自分も陸斗もまだ若手だけど、若手なりに全力で頑張って、一緒に成長して、強いヴェルディを作れるように頑張りましょう! 次、お願いね。

河村慶人選手 【©︎TOKYO VERDY】

橋本陸斗が語る河村慶人

慶人くんは何から何まで突っ込んでくるから、めちゃめちゃ疲れちゃう。ウソウソ(笑)

なんか慶人くんが勝手に俺の教育係になっていましたが、いやいやいや! 教育しているのは俺のほうですからね。何を言ってるのかな? って感じ(笑)。「もっとクロスに入ってこいよ!」とか、「点決めろよ〜!」とか、FWとして大事なことを俺が教えてあげている感じです。

まぁ、というのは冗談で、慶人くんには普通に良くしてもらっています。本人が言っていたように、練習場から帰るのに送ってもらったりすることも多いんです。先輩だけど気を遣わなくていいので、一緒にいて過ごしやすいんですよね。それに慶人くんは関西弁。俺、関西弁が好きなので、話していて面白いんですよ。なんか、こっちが冗談で言っていることでも、もう全部、何から何までツッコんでくるから、めちゃめちゃ疲れちゃう。ウソウソ(笑)。そういうところが素直ですごく好きなんです。

あと、とにかく熱い! 練習が終わって、車で一緒に帰っている時とかも、「おい陸斗〜、今日も頑張ったな! 明日も頑張ろうな!!」とか、「俺のあのシュート、良かったやろ?」とか言われるので、やたら元気になれます。本当に、元気がない日がないので、あの人にはあの熱さのままで行ってほしいですね。

そんな慶人くんから、「なぜ、そんなに尾崎豊が好きなの?」という質問がありました。「なんで?」かぁ。俺、尾崎豊とか長渕剛とか、そういう世代の人が好きで。尾崎豊は去年の12月ぐらいからめちゃくちゃハマったんですよね。

河村慶人選手 【©︎TOKYO VERDY】

「自由でいい」「自由を求めよう」歌詞が心に響くから尾崎豊が好き

これはあくまでも俺の考え方ですが、日本って、学校でもそうですけど、「みんな同じ」「平等」みたいな教育になっていて。例えば、街を歩いていて、髪が真っ赤な人がいたら「何あの人? 大丈夫かな?」みたいな目で見られるじゃないですか。ちょっとでもみんなと違うと、その人はおかしいみたいな。学校とかでも、自分の考えを持ったり、はっきり言ったりする子は「おかしい」と批判されるようになってしまう。それが間違っているということを、彼は曲で伝えたんですよ。「自由でいい」「自由を求めよう」って。

だから、俺は尾崎豊がやったことをリスペクトしたい。そういう思いを心の底から歌っているから、歌詞もめちゃくちゃ入ってくるし。最近の曲はリズムがいいので最初はいいのですが、歌詞が全然心に響かないからずっと聴きたいとは思わない。オザキを好きな理由はそれですね。お世話になったコーチに勧められて聴いたのがきっかけですが、一瞬で「この人すげーな」と思いました。社会への反発的な歌詞も少なくないけど、俺はそれを反発とは捉えていなくて。むしろ、それが本来人間の目指す場所というか、自分の考えをしっかりと持つべきだということにつながっていくのかなと思っています。だから俺もサッカーを通じて、そういうことを自分から発信していきたいと思っています。

そのためには、もっともっと成長して試合に出なければいけない。そのためには慶人くんにも指摘された「感情のコントロール」も、大きな課題の一つだと思っています。でも、これでも最近はだいぶ良くなってきたんですよー(笑)。

それからメッセージとしてもらった「若手なりに全力で頑張って、一緒に成長して、強いチームを作っていこう」というのも、本当にごもっともです。世界的に見たら俺らはもう若くないけれど、今のチーム内では若い世代なので。その俺たちだからできることがあると思うので、それを求めながら成長していきたいです。

橋本陸斗選手 【©︎TOKYO VERDY】

公式戦でも慶人くんとのコンビネーションを出していきたい

選手としての慶人くんは、あれだけ走ってくれるので見ていてすごく気持ちがいいですし、そこが彼の良さでもあると感じます。FWをやるからには結果にこだわらなければいけないので、一緒に出た試合でアシストとか少しでも協力できればと思っています。実際、俺はけっこう左サイドからクロスを上げるのですが、合っても合わなくても、絶対に入って来てくれるのが慶人くん。中に一人いてくれることで、「頑張って上げよう」という気にもなるし、「点を決めてくれるんじゃないか」と思うとすごく助かりますね。練習の中でも、2人で得点を取ったりしているので、公式戦でもそのコンビネーションを出していきたいです。
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著者プロフィール

東京ヴェルディ

東京ヴェルディは、日本初のプロサッカーチームを目指して設立された1969年の当初から、青少年の育成とスポーツ文化の振興と確立を目的に活動を行っています。1993年の開幕時からJリーグに参戦して初代チャンピオンに輝き、連覇も達成するなど数多くのタイトルを獲得しています。女子チームの日テレ・東京ヴェルディベレーザは設立当初から日本の女子サッカー界を牽引する存在で、多くのタイトルを獲得してきました。日本女子代表にも数多くの選手を送り出しています。男女ともに一貫した育成システムを誇り、世界に通じる選手の育成を続けています。

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