早大競走部 5000mで石塚またも自己ベスト!井川と山口もセカンドベスト 北の大地で収穫のあるレース

チーム・協会

【早稲田スポーツ新聞会】

ホクレン・ディスタンスチャレンジ士別大会 7月2日 北海道・士別市陸上競技場
【早稲田スポーツ新聞会】記事 加藤志保、写真 坂田真彩、及川知世

 先日の20周年記念大会に続いて開催された、ホクレン・ディスタンスチャレンジ第1戦士別大会。早大からは、男子5000メートルに井川龍人(スポ4=熊本・九州学院)、栁本匡哉(スポ3=愛知・豊川)、石塚陽士(教2=東京・早実)、間瀬田純平(スポ1=佐賀・鳥栖工)、山口智規(スポ1=福島・学法石川)の5人が出場。石塚が今季2度目の自己ベストを更新した他、練習の一環としての5000メートルに挑んだ井川も13分48秒台の好タイムをマークした。

 5000メートルCには栁本が出場。3000メートルまでは第2集団の中で落ち着いてレースを進めたが、その後は徐々に遅れ始める。自己ベストの14分04秒には及ばず14分20秒23でフィニッシュした。

 続いて行われた5000メートルBには、10日前のホクレン20周年大会にも出場した井川と今季立て続けに5000メートルと1万メートルの自己ベストを更新している石塚、そして先日U20世界選手権の1500メートル日本代表に選ばれた間瀬田の3人が登場。レースは1周66秒前後の安定したペースで進んでいく。2000メートルを過ぎてから集団は分かれ始めたが、井川と石塚はそのまま先頭集団でレースを進める。

 ラスト3周を切ったところで住友電工の田村がペースを上げると、「最初の段階で余計な体力を使ってしまって最後上げることができなかった」(石塚)と2人とも先頭から離れ始める。しかし、井川はラスト1周でギアを上げ、13分48秒40の2着でフィニッシュ。また、石塚も最後まで大きく離れることなく粘りきり、13分48秒81の自己ベストをマークした。自己ベスト連発の要因には、教育学部で学業も忙しい中ながら、「練習を外さずにうまく積めていること」(石塚)を挙げた。その一方で、ルーキーの間瀬田は序盤から第2集団でのレースとなり、自己ベストから40秒程遅れる14分37秒台でのゴールとなった。

関東学生対校選手権(関カレ)の5000メートル決勝を走る石塚。今季主戦場を1500メートルから5000メートルに移し、自己ベストを伸ばしてきている 【早稲田スポーツ新聞会】

 最終組に登場したのは山口。「トラックシーズンの締めくくりとして、今ある最大限の力を出すこと」を目標に掲げた山口は、外国人選手を中心にハイペースでレースが進んでいく中、終始攻めの走りを貫く。自己ベスト更新とはならなかったが、「ラスト1キロも切り替えることができて、練習でやっていることがレースで出せた」とセカンドベストの13分46秒70をマーク。今季前半の関カレや日本選手権では思うような結果が残せず、大学に入ってからは悩むことも多かったというが、「(高校から大学へ)環境が変わった中でやっと結果につながった」と安堵の表情を浮かべた。

日本選手権男子5000メートル決勝を走る山口。このレースを経験してから意識が変わったという 【早稲田スポーツ新聞会】

 石塚の自己ベスト更新をはじめ、連戦となった井川や、ルーキーの山口もセカンドベストをマークするなど、長距離ブロック全体としても好調を維持している。春のトラックシーズンは一段落し、今後は夏合宿が控えるが、「例年以上に走り込んで、強い姿で予選会(東京箱根間往復大学駅伝予選会)を迎えたい」(石塚)と頼もしい言葉も聞かれた。今回の結果は、これから夏合宿を迎えるチームにさらなる勢いを与えるだろう。

結果

▽5000メートルC組
栁本匡哉(スポ3=愛知・豊川)  14分20秒23(14着)

▽5000メートルB組
井川龍人(スポ4=熊本・九州学院)  13分48秒40(2着)
石塚陽士(教2=東京・早実)  13分48秒81(3着)自己新
間瀬田純平(スポ1=佐賀・鳥栖工)   14分37秒54(23着)

▽5000メートルA組
山口智規(スポ1=福島・学法石川)  13分46秒70(14着)

コメント

石塚陽士(教2=東京・早実)

――今日のレースはどのような位置付けで出場しましたか

今回がトラックレースシーズン最後のレースだったので、5000メートルということで、自己ベスト更新を目指して走るというかたちでやりました。

――レースプランはどのように考えていましたか

組のターゲットタイムが13分45秒ということだったので、ペースメーカーの人について行って、最後上げられたらいいなというレースプランでした。

――最初から積極的にレースを進めていましたが、コンディションはよかったですか

特別良かった訳ではないんですけど、悪くもなくという感じです(笑)。

――レースプラン通りの走りはできましたか

そうですね、ある程度最初から前に行きたいというところはあったので、そういう意味ではそこそこ前に行けたのかなと思うんですけど、1回まず最初の留学生と井川さんが飛び出したところで前に出ていた方が良かったと思います。ちょっと速いなと思って後ろの方に着いてしまって、2周目70秒とかかかってしまって、それで2周目が終わった段階からちょっとガーって上げないといけなくて、そこで余計な体力を使ってしまいました。それで最後上げるというところができなかったので、そこは少し反省なのかなと思っています。

――自己ベストを更新されましたが、結果についてはどのように感じていますか

最低限はできたのかなと思っているんですけど、そんなに満足のいく結果というわけではないかなと思います。

――先月には1万メートルでも自己記録を更新されましたが、好調を維持できている要因はありますか

練習は外さずにできているので、そこで練習をうまく積めているというところが大きいのかなとは思います。

――最後に、夏合宿を含めて今後に向けて一言お願いします

今年はチームで予選会(東京箱根間往復大学駅伝予選会)からのスタートになって、最初から20キロとか長い距離に対応していかないといけないので、去年以上に走り込みが大事になってくると思います。そこでしっかりケガをせず去年以上に走り込んで、強い姿で予選会を迎えられたらいいかなと思っています。


山口智規(スポ1=福島・学法石川)

――今日のレースはどのような位置付けで出場しましたか

これからハーフ(マラソン)に向けての鍛錬期になるので、トラックの締め括りとして、今できる最大限の力を出せればなと思っていました。

――日本選手権の時には練習が積めていなかったといったお話がありましたが、最近の練習の具合はいかがでしたか

日本選手権後から貧血の症状が楽になってきたので、少しずつ良い練習ができるようになって、今回も自信を持って臨むことができました。

――気候などのコンディションはどう感じていましたか

涼しくて、ペースメーカーもいて、とても走りやすかったです。

――レースプランはどのように考えていましたか

キツくなるのはわかっていたので、どこまで粘れるかというところと、関東インカレ(関東学生対校選手権)、日本選手権でできなかった4キロ目とラストの切り替えを課題に持ってレースに挑みました。

――実際に走ってみてプラン通りには走れましたか

そうですね。前までの大会よりは4キロ目もまとめられたし、ラスト1キロも切り替えることができたので、やっと練習がレースに出せた感覚があります。

――練習を大きく変えた訳ではなく、練習が積めてきた、という感じなのでしょうか

そうですね。

――タイムについてはどう考えていますか

もうちょっと行きたかったのですが、シーズンベストとセカンドベストを出せて、大学に来てから悩んだことが多かったので、形になって良かったなと思っています。

――関東学生対校選手権や日本選手権など、力を出しきれないレースが続いた中で今回結果が残せたことは今後に向けてどう捉えていますか

今回も練習内容としては13分40秒くらいの練習ができていたので、その練習通りの結果が出たというのは、不安要素が払拭されたというか、環境が変わった中で結果にやっとつながった感じがあります。これから駅伝とか大きな大会の時はさらにレベルアップして、レースで良い結果を残せるように頑張りたいなと思っています。

――レベルの高い組で走った収穫はありますか

ラストスパートは少しずつ感覚が戻ってきたなという感じで、やはり日本選手権を経験してからすごく意識が変わったというか。レベルが違う選手と同じ舞台に立ったことで、すごく感じたものがあって、自分の変わった姿をこれから見せられればなと思っています。

――これからハーフマラソンに向けて距離を伸ばしていく感じになりますか

距離を伸ばすと言っても、僕はトラックを主戦場にしたいので、トラックで勝負するためのハーフという位置付けでやりたいなと思っています。

――夏以降に向けての意気込みをお願いします

やはりこれからメインとなるのが駅伝なのですが、日本インカレ(日本学生対校選手権)とか記録会でもしっかり自己ベストや上位入賞などの高い目標を持って、トラックでは個人として輝けるようにして、駅伝でもチームの目標に貢献できるように、自分の走りができればなと思っています。

――駅伝に合わせて頑張っていくというよりはトラックを頑張ってその延長線上に駅伝があるといった捉え方でしょうか

そうですね。
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著者プロフィール

早稲田大学競技スポーツセンター

「エンジの誇りよ、加速しろ。」 1897年の「早稲田大学体育部」発足から2022年で125年。スポーツを好み、運動を奨励した創設者・大隈重信が唱えた「人生125歳説」にちなみ、早稲田大学は次の125年を「早稲田スポーツ新世紀」として位置づけ、BEYOND125プロジェクトをスタートさせました。 ステークホルダーの喜び(バリュー)を最大化するため、学内外の一体感を醸成し、「早稲田スポーツ」の基盤を強化して、大学スポーツの新たなモデルを作っていきます。

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