[RUGGERSコラム] ジャパンラグビーリーグワン初年度終えて…

RUGGERS(ラガーズ)
チーム・協会

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 いまだに熱が冷め切らないです…プレーオフ決勝と3決を3回も見ています…どうもオニギリです。
 今回のオニギリ's eye!!は、リーグワン初年度を終えて、オニギリ目線での振り返りをオニギリ's eye!!しちゃいたいと思います。

 1月7日からスタートしたジャパンラグビーリーグワン。
 約5-6ヶ月にわたる日本最高峰の戦いは、埼玉パナソニックワイルドナイツが初年度チャンピオンとなり幕を閉じました。
 振り返ってみると、開幕戦から新型コロナウイルスの影響を受けたシーズンとなりました。国立競技場での開幕戦が中止となったのは「この先どうなるんだろう…」と不安を感じるスタートになりました。しかし、150試合中122試合が開催(28試合が中止)され、各チームがコロナ対策を献身的に行ったことで100試合以上の試合が有観客で開催できたことは、初年度として評価できるのではないでしょうか。
 公式記録によると、今回のリーグワン総観客数は48万4047名・1試合平均3227名(ディビジョン1に限ると32万8617名・4213名)。
 この観客数を見て色々なことを感じますが、大事なことはコロナ禍でも48万人が来場してくれたこと、そして来季はこの観客数を大きく上回ることが大事なのではないかと思います。
 ホスト形式で各チームが色々と工夫し、会場を盛り上げて、観客動員に力を入れておりました。装飾・音楽・食事・体験・他業種とのコラボなど、色々な方向性を持って取り組んでおり、ラグビーというスポーツの可能性を改めて感じました。特にオニギリが面白かったのは、ブラックラムズの試合会場に羊が来て餌を与えられる、という施策です。今までの試合会場ではラムまるくん以外の羊を見たことがありませんでした。他には、シャイニングアークスが他業種とのコラボイベントとして、JALとのタイアップ試合を行なっていたのは印象的でした。
 ラグビーという“試合”だけを楽しむのではなく、会場に行ってラグビー以外で楽しみが増えるということは観客動員の増加につながるヒントになってきそうですね。

 もちろん試合自体もトップリーグのときよりもさらにレベルが上がっていて、海外のスター選手もリーグワンに集まってきています。来シーズンに向けては、既に南アフリカ代表・デクラーク選手の横浜キヤノンイーグルスへの加入が発表されました。2019ラグビーワールドカップでにわかファンとなった方々からも「日本が負けたのはあの金髪の9番がすごかったから」と、よく耳にしていたまさにその9番デクラーク選手が来日することに、オニギリのワクワク度は既にMAX高くなってしまっています!
 そして、シーズンが終わって、各チームから発表されるのが退団選手です。既にいくつかのチームが発表していますが、「えー!?」「うそ!?」などの反応もあれば、「ついに…」「そうだよねー…」というような反応もあるかと思います。オニギリの感覚的なところではありますが、今季は各チームの退団選手数が多いな…と感じます。その分、移籍や新加入が多いのかと期待もする一方で、引退を表明されている選手も多くいらっしゃいます。
 退団選手の中でもオニギリが特に気になったのは、NECグリーンロケッツ東葛を退団する吉廣選手です。14シーズン同じチームで戦い続け、リーグワンでは出場機会が限られましたが、トップリーグ時代は、NECの最後の砦として体を張り続けた印象があり、引退なのか、移籍して新たなチームでその経験値を生かすのか、今後の動向が楽しみですね。

 来季のリーグワンについては、まだ公式に発表されていませんが、既に入替戦などでこちらが決まっています。
 [昇格] ディビジョン2→1
 ・花園近鉄ライナーズ
 ・三菱重工相模原ダイナボアーズ
 [昇格] ディビジョン3→2
 ・豊田自動織機シャトルズ
 ・清水建設江東ブルーシャークス
 [降格] ディビジョン1→2
 ・NTTコミュニケーションズシャイニングアークス浦安・東京ベイ
 [降格] ディビジョン2→3
 ・マツダスカイアクティブズ広島
また、NTTドコモレッドハリケーンズ大阪は既にチーム再編成に伴いディビジョン3へ参入することが発表されています。昇格したチームも降格したチームも、来季チームがどのように変わるのか楽しみですね。

 他にも、色々と試合内容など書きたいこともあるのですが、オニギリが感じたことは、このコロナ禍でもラグビーができる環境そして観戦できる環境ができたことが全てだと思います。最後のプレーオフ決勝も国立競技場に3万人を越える観客が集まりました。満席にはならなかったものの、これだけ多くのファンがきて下さったことにまだまだ無限の可能性をラグビーに感じています!!

 オニギリも来季こそは今年できなかった全国行脚をしたいと考えています!

 さぁ、来季のリーグワンも早くもワクワクが止まりませんね!
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著者プロフィール

「RUGGERS(ラガーズ)」は、日本ラグビーフットボール選手会が運営主体を務め、ファンと選手がつながる新しいラグビーアプリ(メディア)です。トップリーグ選手の投稿や、ラグビー関連の記事をまとめています。オリジナルコラムや動画も配信しています。アプリもぜひご覧ください。

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